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出口治明氏が教えてくれた、投資のツボ。「ドル・コスト平均法」が使える!

5/12(金) 8:00配信

BEST TIMES

給料が上がらない時代。「なんとかお金を殖やしたい、投資やってみようかな…」という人必読。ライフネット生命会長・出口治明氏に聞いた投資ビギナーが持つべき3つの心構えとビギナーにおすすめの投資手法「ドル・コスト平均法」。

知っておきたい投資手法「ドル・コスト平均法」

  投資ビギナーに持っていてほしい基本的な心構えは3つあります。

 まず1つ目は、ポートフォリオを作るということです。

 ポートフォリオとは、金融商品の組み合わせのこと。個別の株式、債券、投資信託、不動産など、さまざまな金融商品がありますが、それらを上手に組み合わせて投資します。それによってリスクを分散するというわけです。

 2つ目は、成長しそうな物に投資するということです。

 財産三分法における「投資」とは“なくなってもいいお金”をリターンが見込めそうな物に投じることですが、では、リターンが見込めそうな物とは何でしょうか? 

 それは、これから成長しそうな物です。成長率が高いほうが、より多くのリターンを見込めるのは言うまでもありません。

 3つ目は、長期投資を心掛けるということです。

 投資の世界には、投資で生計を立てているプロがひしめいています。その中に、アマチュアである投資ビギナーが飛び込んで、短期投資で儲けることは至難の業です。

 プロを目指すのならともかく、基本的には“なくなってもいいお金”を元手にするわけですから、目先の数字に一喜一憂するのではなく、5年、10年と、長く付き合っていく中で、あらかじめ設定していた目標金額に達したら売る。むしろ買ったことを忘れるくらいの感覚で長期投資に向き合ってみるといいでしょう。

 そんな投資ビギナーに特にオススメの金融商品は、投資信託です。これは、たくさんの投資家から集めたお金を一つにまとめ、プロが株式や債券などで運用した成果を投資額に応じて分配する商品です。

 少額から投資でき、かつプロが運用してくれるので、まずは投資がどのようなものかを知るのにも適しています。まさに投資ビギナー向きだと言えますね。

 そして、長期投資を心掛けるうえで知っておきたい投資手法が「ドル・コスト平均法」です。値動きのある金融商品の中で、同じものを、常に一定の金額で定期的に継続して買っていくというものです。 

 つまり、毎月同じ金額で購入することによって、基準価格が上がった月は少ししか買えない一方、価格が下がった月はたくさん買うことができます。これは、「安いときにたくさん買い、高いときに売れば儲かる」という投資の基本原則に沿ったものでもあります。

 機械的に買うだけで、価格の上がり下がりはマーケットに任せるのみ。長期的にコツコツと投資し、基準価格が高くなったときに売ればいいので、リスクは少ないですし、リターンも見込める手法だと思います。 

 そうした中で、一つ一つ経験を積み重ね、他の金融商品にも挑戦していくことによって、お金、そして人生を豊かにできる可能性が広がっていくのではないでしょうか。

明日の質問は「Q.11 投資は投資でも、自己投資についてはどうお考えですか?」です。

取材・文/渡邉和彦

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