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知っている? 温泉入浴の心得

5/12(金) 15:30配信

旅行読売

温泉の効果を最大限に享受するには、正しい入浴法を知っておくとさらに効果的。思わずやってしまいがちな危険な入浴法やマナーについても心得ておこう。


■入浴前にお茶を飲みお菓子を食べる → ○
温泉旅館の客室で出されるお茶とお菓子。これにも重要な意味がある。空腹で温泉に入ると貧血を起こしやすいため、入浴前の適度なカロリー補給にうってつけ。お茶は水分補給になり、緑茶に含まれるビタミンCが湯あたりを防ぐ。

■かけ湯をする → ○
かけ湯は、体の汚れを落とすマナーとしてだけでなく、湯の温度や温泉の刺激に体を慣らすために行う意味がある。手や足など、心臓から遠いところから順にかけていく。

■タオルを湯船に浸ける → ×
タオルは体を洗うためのもの。タオルに付着した垢(あか)や石けんカスが温泉に入ってしまうのでマナー違反。未使用でも繊維くずがフィルターや配管を詰まらせるので避けよう。

■ゴシゴシとタオルで体を洗う → ×
温泉には、肌の角質や毛穴の汚れをとる効果があるものが多いが、タオルで体を強くこすってしまうと逆に肌を傷めることに。ボディーソープや石けんを手にとり、そのまま手で洗うのがおすすめ。

■食事直後に温泉に入る → ×
入浴時は血液が体表に集まるため、胃腸の血液循環が悪くなり、胃液の分泌や胃腸の運動がストップし、消化不良を起こしてしまう。食後30分~1時間休んでからの入浴を。

■入浴前や入浴中の飲酒 → ×
温泉につかりながら桶に浮かべた日本酒を一杯……。そんなシーンをよく見かけるが、実は大変危険な行為。血圧の急激な低下や心拍数の増加で、脳貧血や不整脈を起こしてしまう。飲酒後の入浴も同様で、晩酌程度なら1時間後、飲み過ぎた場合は翌日に。

■シャワーであがり湯をする → △
あがり湯をシャワーですると、せっかくの温泉成分が洗い流されてしまい、もったいな
い。あがり湯をするなら湯口から新鮮な湯を桶にとり、適温に冷まして体にかけよう。酸性泉、硫黄泉など刺激の強い温泉は、普通の湯であがり湯をしたほうがいい。

■湯上がりもしっかり水分補給 → ○
10分程度の入浴でも約400mlの水分が失われるとのデータもある。湯上がりの水分補給は重要。ただし、ビールは利尿作用が高く、飲んだ量よりも多くの尿が出てしまう。


文/野水綾乃(2ツ星温泉ソムリエ、温泉入浴指導員)

最終更新:5/12(金) 15:30
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