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吉野家・松屋がそろって導入するセルフサービス方式でも人手不足を解消できない理由。(福谷恭治 商売力養成コンサルタント)

シェアーズカフェ・オンライン 5/12(金) 5:30配信

大手牛丼チェーンの「松屋」と「吉野家」は、一部の店舗をセルフサービス形式にリニューアルし、人材不足解消への活路を見出そうとしています。

■意外と違和感のない、大手牛丼チェーン店のセルフサービス方式導入

東洋経済オンラインでは大手二社がそろってセルフサービスに導入した事を以下のように伝えています。

『松屋がセルフ式の実験店を出した狙いは、労働時間の削減や生産性の向上だ。多くの外食チェーンと同様、松屋でも従業員確保が課題となっている。松屋フーズの担当者は「従来店と比べて、セルフ式店舗はピーク時の従業員を1人削減するといったことを目指している」と話す。

~中略~

吉野家は2016年3月、恵比寿駅前店を改装し、新型店を実験的に出店した。

~中略~

客から見える部分だけではなく、炊飯器を小型にしたり、納戸の高さ・重さを変更したりと、厨房内も女性・シニアが働きやすい仕様に変更した。

松屋と吉野家の「超絶進化」に見る牛丼の未来 東洋経済オンライン 2017/05/04』

リニューアルされた店舗では、券売機のタッチパネル式への変更、お水のセルフサービス、商品渡し時の番号呼び出し、返却口の設置、ドリンクバーなどが導入されているようです。

導入されたシステムだけを見ると、確かに同チェーンの既存店舗では見られなかったものではありますが、決して目新しいシステムが登場したわけではありません。印象としては、サービスの質がフードコートやサービスエリアの食堂のソレに近付いただけのように見受けられます。

もともと大手の牛丼チェーン店に、手厚いサービスを期待している人は少ないはずです。セルフサービスシステムの店舗が展開されても、お店のサービスレベルに大きな不満を抱く消費者は少ないでしょう。

そういう意味では、両社の施策は「指し手」としては間違っていないと判断できます。消費者に大きな不満を抱かせることなく、接客サービスの一部を簡素化することに成功する可能性はかなり高いと言っていいのかもしれません。

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最終更新:5/12(金) 5:30

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