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三河の比江島慎、A東京の田中大貴が語る。「Bリーグ初代王者」への渇望

5/12(金) 17:40配信

webスポルティーバ

Bリーグ2016-2017 クライマックス(2)

 シーホース三河の比江島慎(PG/SG)とアルバルク東京の田中大貴(SG)――。ともに、東京五輪に向けて、日本代表の中心として期待されている選手だ。比江島は得点で打開しながら、時にはポイントガードもこなす重責を担い、田中は攻撃の起点になりながら、ディフェンス面でも多彩さを見せている。
※ポジションの略称=PG(ポイントガード)、SG(シューティングガード)

【写真】田臥勇太が語る初代王者への想いとは?

 互いに優勝戦線に絡むチームとして、シーホース三河は西地区1位/三地区間3位(勝率3位)、アルバルク東京は東地区2位/三地区間1位(勝率4位)でチャンピオンシップ2016-2017(以下:CS)進出を決めているが、シーズンが始まる前、両エースの置かれている状況は異なっていた。

 田中は記念すべきオープニングゲームを戦うチームのエースとして、開幕を盛り上げるべく、積極的に表舞台で宣伝活動をしていたのに対し、比江島は日本代表の一員として、開幕直前までイランで開催されていたFIBAアジアチャレンジに出場している。

 2016年7月のオリンピック最終予選から休む暇なく代表活動が続いている比江島は、「いつもならば徐々にコンディションを上げながら戦うけれど、今年はBリーグになったので最初から気合いを入れていかないと」とプロ元年に懸ける思いがあり、田中は日本代表の座を取り戻すべく、リーグで結果を残そうと並々ならぬ決意があった。スタート時の状況は違ったが、開幕を迎えて2人が語っていたのは「Bリーグで競争しなければ、日本代表も強くならない」という共通した思いだ。

 日本を代表するそんな両エースに、Bリーグ初年度の戦いや初代王者に向けて、同じ質問をぶつけて意気込みを聞いた。

――レギュラーシーズン60試合を戦った手応えは?

比江島慎(以下:比江島)長かった。本当に長かったと心から思います。60試合もそうですし、途中で代表合宿があって過密日程になり、今まで対戦したことのないチームと試合をしたり、はじめての経験が多かったので特にそう感じました。本当に疲れたというのが正直な感想です。そんなタフなシーズンでしたが、大きなケガもなく、コンディションはいいほうです。休みの日は家から一歩も出ないとか、全力で休むようにして回復することを心掛けました。

田中大貴(以下:田中)シーズンが始まる前は、試合数が増えて長いシーズンになると思っていましたが、いざ終わってみると、意外とあっという間だったと思います。うちのチームは途中で外国人選手が変わったり、いろんなことが起きたシーズンだったので、早い流れに感じたのかもしれません。長いシーズンだったので、今まで以上にコンディションに気を遣おうと思い、今は自分が作れるベストの状態でプレーオフに臨めます。

――シーズン中に日本代表の活動も多くありましたが、リーグとの兼ね合いは大変でしたか?

比江島 Bリーグを盛り上げなければという責任感があったし、日本代表ではワールドカップや東京オリンピックに向かってやっているので、シーズン中に合宿があることは理解していました。大変だけれど、やっていかなければならないことだと思っています。ただ、シーズン中に次から次へと代表活動があったので、メンタル面が追いつかないことがあって、そこの切り替えはすごく大変でした。

田中 自分の場合は、(オリンピック最終予選で)日本代表から外れたこともあり、今年は今まで以上に高いモチベーションで代表活動に取り組まないといけないとの思いでやっていました。確かに体の疲労はありますが、自分は代表活動がしたかったので、精神的な面ではブレはなかったです。代表に行ったら代表、チームに戻ったらチームでやらなきゃいけないことに集中して、切り替えはできたと思います。

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