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キャロライン・ケネディ、日本擁護に一転 米大統領選出馬を視野?

5/12(金) 5:59配信

デイリー新潮

 トランプ政権の誕生で、今年1月18日に米国へ帰国したキャロライン・ケネディ前駐日大使(59)。在任中はイルカ漁に反対したり、安倍総理の靖国神社参拝に苦言を呈するなど、親日家らしからぬ言動が話題になっていた。ところが、帰国後は一転して日本を擁護する発言を繰り返している。その真意は、2020年の大統領選への出馬を見据えてのものだという。

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 今年2月、帰国したばかりのケネディ前大使はNBCの情報番組「トゥデイ」に出演してこう語った。

「日本は、もっとも重要な同盟国です。日本が負担している駐留米軍の経費は75%で、他国よりも多い。日本に米軍がいてこそ、米国本土も安全だといえるでしょう」

「トゥデイ」のみならず、彼女は他の番組でも同様の発言を繰り返している。まるで、日本のスポークスマンのようだが、洋の東西を問わず“政治家”の発言には裏があるもの。全国紙の米国特派員によれば、

「実は、民主党は人材不足なのです。特に、知名度の高い女性政治家はヒラリー・クリントンを除くと、ケネディくらいしか見当たりません。日本を擁護する発言は、トランプ政権への批判とも取れる。これで彼女は存在感を増し、早くも党員の一部からは“女性初の大統領”候補との声も出ています」

 日本での経験と知識で株を上げたケネディ前大使。政界進出も取り沙汰されている彼女だが、実は9年前に大失態を晒してしまったのだ。福井県立大学の島田洋一教授(政治学)の解説では、

「ヒラリーが上院議員から国務長官に転じた際、ケネディはその後釜を狙っていました。彼女はキャンペーン中、庶民派をアピールしようとハンバーガーショップで記者のインタビューに応じましたが、食べ慣れないハンバーガーを頬張りすぎて何を喋っているのか、さっぱり聞き取れなかった。それ以降、政治家としての資質に欠けるとの“烙印”を押されてしまったのです」

■来年の中間選挙

 また、政治経験がない点も、ケネディ前大使の“弱点”に挙げられていた。

「その点は、問題にならないでしょう」

 こう指摘するのは、国際ジャーナリストの山田敏弘氏だ。

「選挙期間中、トランプ大統領は政治家として未経験であることをやり玉に挙げられました。トランプ大統領の例があるので、今後、彼女が出馬しても政治経験の有無を問われることはないと思います」

 政治家としての資質も、

「確かに、9年前の大失態はケネディもトラウマになっているはず。ですが、テレビ番組内での受け答えを見る限りでは、政治家として合格点をあげてもいい対応だった。やはり、駐日大使を務めた経験が、彼女を大きく成長させたのではないでしょうか」(先の特派員)

 で、ケネディ前大使は女性初の大統領の座を本気で狙っているのか。

「今後、ケネディ待望論が高まるのは間違いありません。来年実施される中間選挙に彼女が出馬すれば、大統領の座に意欲を示している証拠。出馬しなくても、24歳になる長男の政界進出への布石作りで、民主党候補者の応援に尽力するはずです」(山田氏)

 果たして、ケネディ前大使はどれだけ日本に恩義を感じているのか。

ワイド特集「蝶よ花よと女の舞」より

「週刊新潮」2017年5月4・11日ゴールデンウイーク特大号 掲載

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最終更新:5/15(月) 12:39
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