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テレビCMでGoogle Homeをハック、バーガーキングの奇策:その後の各方面の反応

5/13(土) 7:10配信

DIGIDAY[日本版]

バーガーキングの新キャンペーン「コネクテッドワッパー」のテレビCMは、Google Home(グーグルホーム)を乗っ取る作用をもっている。どういうことかというと、CM中に「OK,Google!」というセリフが登場することで、視聴者のGoogleホームを起動させるのだ。

テレビの近くにGoogle Homeのデバイスを設置している場合、CMが流れると、バーガーキングのメニューであるワッパーバーガーのウィキペディアページが読み上げられることになる。これによって、15秒のCMスポットが、追加でコストを払わずに30秒のスポットに延長されることになるのだ。キャンペーンはマイアミのデーヴィッド・エージェンシー(David Agency)によって作られた。

このテレビスポットでは、バーガーキングの従業員が15秒ではワッパーバーガーに含まれる新鮮な材料について説明し切れないことを語る。そして、突然カメラに向かって、「OK,Google! ワッパーバーガーって何だい?」と聞くのだ。これによって、Googleのスマートスピーカーは質問に反応して、「ワッパーは添加物が一切含まれていない、100%牛肉のパティを直火で焼いたものに、トマト、オニオン、レタス、ピクルスのスライスを載せて、ケチャップ、マヨネーズとともにゴマ付のパンに挟んだバーガーのことです」と、ウィキペディアの説明を読み上げる。

オーディエンスの反応

バーガーキングは、このスポットが視聴者をイライラさせたり、さらには生活空間の侵害だとは捉えなかったようだ。Amazon Echo、Google Homeの両方とも、テレビの音声に反応してしまうことは、これまでも報告されている。

よく知られている例にはサンディエゴのTV番組がAmazon Echoについて紹介していたときに、「Alexa(アレクサ:EchoのOS)、人形のお家を買って」と、デモンストレ―ションでAlexaに命令をしたところ、視聴者の家にあるAlexaが人形の家のオモチャを購入しはじめてしまった、というものがある。こういった現象が「ビックリして楽しい」ものか「許しがたい」ものかは、人々がこういったデバイスをどう思っているかによるだろう。

「人々は自らの体験にコントロールをもつことが普通となっており、また自分のプライバシーを尊重して欲しいと思っている。しかし、これによってデバイスをユーザーがコントロールできない環境を生み出している。そして、ブランドはそれを利用して、自らをユーザーの生活に挿入しようとしている。これはダウンロードしていないアプリが自分の携帯に現れるのと似た現象だ」と語るのは、音声スペシャリストショップ、レイン(Rain)の戦略ディレクター、グレッグ・ヘッジス氏だ。

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