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アンガーマネジメントに学ぶ「NGな叱り方」とは?

5/13(土) 9:10配信

ライフハッカー[日本版]

『アンガーマネジメント 叱り方の教科書』(安藤俊介著、総合科学出版)の冒頭には、以下のように書かれています。


アンガーマネジメントというと、一般的には怒らない人になれる、イライラしない方法と思われがちですが、そうではありません。

叱ること自体は全然構わないのです。ですから、本書でも叱るなということは一切言いません。むしろ積極的に叱り、叱ることで部下がついてくる方法を紹介していきます。

叱ることは悪いことでもなければ、嫌われることでもありません。仮に叱ったとしても部下から好かれる人になれれば、叱ること自体は怖くなくなります。

この人からなら叱られても仕方がないなと思える人と、この人からは叱られたくないという人が、あなたにもいるのではないでしょうか。(「はじめに」より)



ちなみに著者は、2003年に渡米してアンガーマネジメントを学び、そのメソッドをいち早く日本に導入して第一人者となったという人物。きょうはCHAPTER 5「叱り方の教科書」から、「叱り方のNGな態度」に注目してみましょう。

叱り方のNGな態度

多くの人が普段なにげなく叱っている態度の多くには、「やってはいけない態度」があるのだそうです。また現実的に、気づくことなくNGワードを使っている人も多いといいます。そこで著者は、次のような悪い習慣や癖を一気になおしてしまおうと提案しています。

叱り方のNGな態度 1.機嫌で叱る

機嫌で叱るのは、もっともやってはいけないこと。たとえば「10時集合」としたとき、ある日は10時に来ても叱らないのに、ある日は5分前にきたら「遅い! 10分前集合が常識だろ!」と叱るとしたら、それは叱る基準が動いている=機嫌によって左右されているということになるわけです。

このように機嫌で叱ってしまうと、叱られる側も「どうせ機嫌が悪いから怒ってるんだろ。いまはスルーしておけばいいか」と叱っている内容を聞かなくなるもの。“叱る”とは「相手へのリクエストを伝えること」なので、聞いてもらえない態度になってしまったら、なにをどういっても伝わらなくなるというのです。

だからこそ、上手に“叱る”を伝えるためには、「叱る基準を動かさない、機嫌ではなく、ルールで叱ることを徹底する」のが重要。ルールを動かさずに叱れる人は基準が明確であり、公正な人と思われるもの。そのため叱ったとしても、「この人なら仕方がない」と相手は受け入れてくれるわけです。しかし、いつも機嫌に左右されて叱っているような人は、ただの機嫌屋、気分屋というレッテルを貼られ、人がついてこなくなるということ。

そこで叱るときは常に、「いま叱ろうとしているルールはなんだろうか」「ルールに沿って叱ることができているか」をチェックすることが大切だ。上記のように「時間を守るべき」ということで叱りたいのであれば、「10時までに来たら許す」と決めた以上、どんなに機嫌が悪くても許すべきだということ。一方、10時を1分でも過ぎたら、どんなに機嫌がよくても「いま遅れているよ」と注意をする。これが叱る側の努力であり、こうしたことを繰り返すことによって「ルールで叱る」ことができるようになるのだといいます。(109ページより)

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