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1時間ランニングすると6時間寿命が延びる?:調査結果

5/13(土) 11:10配信

ライフハッカー[日本版]

ランニングは時間の無駄だと思っているなら、考え直した方が良いかもしれません。最近の研究は、1時間のランニングで7時間近く寿命が延びる可能性があるとしています。これが本当なら、ランニングにかける時間よりはるかに長い時間を手に入れることになります。

『Progress in Cardiovascular Disease』誌に最近発表されたレビューは、数年前にCooper Instituteが発表した研究のフォローアップです。先に行われた調査は、毎日少しでもランニングすると寿命が延びる可能性があることを示唆していますが、そのデータは答えの見つからない疑問をたくさん残していました。このフォローアップレビューは、その答えを探したものです。最も特筆すべき点は、この研究では、有酸素運動にどのぐらいの時間を費やせば、時間的に元が取れるのかを解明しようしていることです。たとえば、寿命を1時間延ばしたければ、1時間ランニングをする必要があるのでしょうか。そうだとしたら、ほとんどの人にとって、ランニングをする価値はあまりないことになります。

しかしデータ分析の結果、ベテランか初心者かを問わず、あらゆるランナーの励みになるようなことが発見されました。定期的にランニングをしていると、早死にするリスクが40%も低くなるだけでなく、統計的にはランニングに費やした時間より長い時間を取り戻せるようです。毎週2時間ランニングをするとしましょう(1日20分未満です)。今後40年間でランニングに6か月弱費やすことになりますが、そのレビューによれば、寿命は3.2年延びる可能性があることになります。これは純益で約2.7年になり、もっと簡単に言えば、1時間ランニングをすると寿命が7時間(純益で6時間)延びることになります。

ただ、寿命の延びに関しては限界が無いわけではありません。同研究の共同著者でアイオワ州立大学で運動生理学の教授を務めるDuck-chul Lee博士が説明しているように、ランニングをしても永久に寿命が延びるわけではありません。Lee博士いわく、一生のうちでランニングにどれほど時間を費やしても、寿命はせいぜい3年ぐらいまでしか延びないそうで、これは長距離ランナーにはあまり喜ばしい話とは言えません。ランニングは週4時間ぐらいまでは寿命の延びにつながるものの、それ以上走っても延びは停滞することがデータでわかりました。その一方で、朗報もあります。ランニングの時間を長くしてもどうやら逆効果も発生しないということです。毎週平均的なランニング時間以上に走っていたランナーの健康や寿命に悪影響は認められませんでした。

ウォーキング、サイクリング、その他の有酸素運動も寿命を延ばしましたが、ランニングが最も時間の投資利益率が良かったようです。Lee博士と彼の研究チームはその理由を解明できていませんが、総合的なエアロビクスフィットネスの向上の仕方と何らかの関係があるかもしれません。エアロビクスフィットネスは長期的健康の指標として最も良く知られています。

とは言え、他の似たような研究にも言えることですが、相関関係と因果関係は別のものです。このデータが実際に証明していることは、ランニングをする人は普通より長生きする傾向があるということですが、長生きするのはランニングをしているからだとは必ずしも言えません。ランナーは一般的に健康的な生活をする傾向があるので、食生活や睡眠といったライフスタイルのさまざまな選択の仕方も重要な役割を果たしている可能性があるとLee博士は指摘しています。そうだとしても、この新しいデータはランニングをはじめとする有酸素運動で得られる多くの利点にさらに光を当てることになります。さあ、シューズのヒモを絞めてランニングに励みましょう。長生きできますよ。

Patrick Allan(原文/訳:春野ユリ)

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