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ド派手な装いと豪快なプレー。ジョン・デーリーが13年ぶりに大暴れ

5/14(日) 7:50配信

webスポルティーバ

WEEKLY TOUR REPORT
米ツアー・トピックス

 ジョン・デーリー(51歳/アメリカ)が、PGAツアー・チャンピオンズ(米シニアツアー)のインスペリティー招待(5月5日~7日/テキサス州)で優勝した。デーリーがツアーで勝利を飾ったのは、PGAツアー時代、2004年のビュイック招待(現ファーマーズ・インシュアランス)以来、実に13年ぶりのことだ。

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 最終日はまさにデーリーらしく、アメリカンフラッグ柄のパンツに真っ赤なシャツという派手なウエアで登場。プレーにおいても、出だしからイーグルを決めるなど豪快なゴルフを披露した。久々の”ビッグ・ジョン”の勝利には多くのファンが歓喜し、デーリー人気はいまだ衰えていないことを示した。

 最終18番(パー4)は、先にホールアウトしたトミー・アーマー・サード(57歳/アメリカ)、同じ最終組のケニー・ペリー(56歳/アメリカ)に2打差をつけて迎えた。上がり3ホールは難易度が高く、この18番もグリーン右手前に池が広がり、硬いグリーンに多くの選手が泣かされていた。

 デーリーはティーショットをユーティリティーで打った。やや左に曲げてしまうが、そこから見事にグリーンをとらえると、デーリーはゆっくりとグリーンに向かった。

 同ホールのフェアウェーには、昨年9月に亡くなったアーノルド・パーマーを偲んでトレードマークの”傘”のロゴがペイントされていた。デーリーはそこまで来て足を止めると、ひざまずいてキッスを送った。瞬間、コースは大歓声に包まれた。

 結局、2オンしたデーリーは3パットのボギー。それでも、同組のペリーもバーディーパットを沈めることができず、デーリーは1打差で逃げ切った。

 ホールアウト後、エステバン・トレド(54歳/メキシコ)らツアー仲間からシャンパンシャワーを浴びせられたデーリー。久しぶりの美酒を大いに味わって、喜びを噛みしめていた。

「最後は3連続ボギーと、ちょっと格好の悪い終わり方になってしまったけれども、勝利は勝利。(シニアツアーで)こんなに早く勝てるとは思っていなかったよ」

 昨年のこの大会がPGAツアー・チャンピオンズのデビュー戦だった。シニアデビューしてからちょうど1年、デーリーは見事栄冠を手にしたのだ。

 ただ、本人は「こんなに早く」と語ったが、周囲はもっと早いうちからの活躍を期待していた。そうした状況にあって、デビュー以来、ここまでの最高位は昨年7月のディックススポーティンググッズ・オープンの11位。今大会が22試合目の出場だった。彼を取り巻く関係者をはじめ、メディアやファンにとっては、「やっと」という思いのほうが強いかもしれない。

 さて、デーリーのプレーぶりと言えば、かつては300をヤードかっ飛ばし、ロングヒッターの代名詞のように言われていた。当時と比べれば、さすがにその飛距離は落ちているが、今季の平均飛距離は294.4ヤードと同ツアーの4位。PGAツアーに置き換えても63位に位置し、66位(293.5ヤード)のフィル・ミケルソン(46歳/アメリカ)を上回る。持ち味である豪快さは、今なお健在だ。

 翻(ひるがえ)って、フェアウェーキープ率は64.29%(67位)、パーオン率は70.49パーセント(45位)と、こちらは平凡な数字が並ぶ。とはいえ、本人曰く「一時の荒れたプレーからすると、ずっと安定している」という。ショットの正確さは以前よりも増しているようだ。

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