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アップルウォッチが睡眠記録に対応へ Beddit買収で浮かぶ未来

5/14(日) 13:00配信

Forbes JAPAN

アップルは、睡眠トラッカーを製造するフィンランド企業、Bedditを買収した。Bedditの「Beddit 3 Sleep Monitor」は、シーツの下に敷く帯状のセンサーで、iOSとアップルウォッチに対応している。アップルが買収の意図を公表することは稀だが、今回はBedditのハードウェアよりも、分析ノウハウの取得が目的であった可能性が高い。



現在、アップルは、アップルウォッチ向けに瞑想アプリ「Breathe」や運動計測アプリを提供しているが、睡眠トラッキングアプリは開発していない。これまで、睡眠のモニタリングは専用トラッカーの領域だった。

アップルウォッチはバッテリーが1日持たないため、夜間に充電するユーザーが多い。このため、睡眠中に装着してデータを計測するのに適していないのだ。もちろん、夜間装着して朝起きてから充電することも可能だが、使い勝手は決して良くない。

今のところアップルに買収されたBedditのサービスで変更が確認できるのは、プライバシーポリシーの更新くらいだ。アップルは、買収後も顧客に対して変わらぬサービスの提供を保証することが多いが、今回も同様のようだ。

睡眠データの計測は、健康トラッキングにおいて極めて重要な要素の一つだ。例えば、Jawboneの「UP3」は、睡眠データを日々の運動データとうまく融合させている。アップルもその必要性を十分認識しており、昨年はiOS10の時計アプリに「ベッドタイム」というタブを設け、健康的な睡眠をサポートする機能を追加した。

ベッドタイムの機能はシンプルだが、非常に効果的だ。起床時間に基づいて就寝時間を設定したり、就寝準備に必要な時間に応じてリマインダーを通知してくれ、規則正しい睡眠習慣を身に付けることができる。

将来的にアップルがアップルウォッチの睡眠トラッキング対応を狙っていることは明らかだ。今回の買収で、その可能性がさらに高まったと言えるだろう。

David Phelan

最終更新:5/14(日) 13:00
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