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「日本人でよかった」モデルは中国人騒動 神社本庁の見解

5/15(月) 11:00配信

NEWS ポストセブン

 あるポスターの存在が、ネットを中心に話題になったのは4月末のことだった。「京都のあっちこっちにあったポスター」などの紹介文でツイッターに写真が掲載されると、「春頃から京都で貼られまくっているポスター」として広まり、思わぬ騒動に発展しているのだ。

 瞳を閉じてうっとりとした笑顔を浮かべる美女の頬には日の丸を連想させる赤くて丸いマークが描かれ、背景には日本国旗が広がる。大きな文字で「私 日本人でよかった。」というキャッチコピーがあり、下部には日の丸とともに「誇りを胸に日の丸を掲げよう」との一文がある。

 しかしポスターには制作者や関係団体の名称は一切記されておらず、誰が、何の目的で作ったのかわからない。そんな“日本人でよかったポスター”に関心が集まったきっかけは、ポスターの制作者として、全国の神社を包括する「神社本庁」の名前が挙がったことだった。

 折しも、森友学園騒動で神社本庁と関係の深い「日本会議」や「愛国教育」が話題になっていたことが重なり、“神社本庁製作”情報はネットを席巻。ポスター騒動は否定・肯定の両陣営に分かれて一段とヒートアップした。

 否定派が「わざわざ日本人を強調するのは恥ずかしい」「京都の外国人観光客が見たらどう思うのか」「戦前の日本と変わらない」と主張すれば、肯定派は「愛国心や郷土愛を持つことは当たり前」「何が悪いかわからない」「たかがポスター」と反論。「きれいな女性だから家に飾りたい」などの“第三極”も交えて侃々諤々の激論となった。

 だが、驚きはここからだった。

 議論がヒートアップする中、「日本人でよかった」ポスターの美女モデルが、「実は中国人だった」との仰天情報が駆け巡ったのだ。

 報道写真や宣伝用写真など世界的に数多くの写真を配信する通信社ゲッティイメージズのサイトを見ると、確かにポスターと同じ女性の写真が配信されている。写真の情報として、「Beijing」(北京)で撮影されたものとあり、説明するキーワードの中には「中国人」とある。

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