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Q.最も長生きする魚「ニシオンデンザメ」の寿命は?→①100年 ②200年 ③400年

5/15(月) 18:00配信

BEST TIMES

魚はいつも食べているからわかったつもりでいる。でも待てよ、いつも海の中にいる魚の何を知っているのだろうか。魚の小さな疑問や基礎知識について、国立科学博物館 名誉研究員の松浦啓一さんに聞いた(『一個人』2017年6月号取材時)。

Q1. 魚の寿命はどのくらいなのか? 

 つい最近わかった最も長生きする魚は北大西洋に生息するニシオンデンザメで、約400年だと言われています。逆に極端に短いものだと1年に満たない種もいるなど多様です。カサゴの仲間で200年を超えるものもいて、アユなどは“年魚”と言われ1年です。10~20年生きるものもざらで、深海性のものほど長生きです。
 

Q2. 最速の魚は? 

 それは判明していません。マグロやカジキは海中を時速100㎞以上で泳ぐと書いてある本がありますが、水の抵抗を考えると、とても信じられません。ただし、マグロの生け簀で餌をやる時の映像を解析した研究では、餌に向かって突進する速度が時速50㎞と記録されています。かなり正確な数値ですから、魚の中では最速のスイマーの一種だと言うことができます。
 

Q3. サバやイワシなどの表層を泳ぐ魚の背はなぜ黒いのか? 

 背中の色は、捕食しようと上から攻撃してくる海鳥に対して、海面の色と溶け込んで体の形を分かり難くすためです。また腹側の銀色は、横や下から襲ってくる肉食魚に対して海面の反射に溶け込んで、全体的に立体感をなくすことで輪郭をぼかす役割をします。
 

Q4. トビウオはどのぐらい飛べるのか? 

 トビウオが海中から飛び出すのは、カツオやマグロから狙われた時です。胸ビレが主翼、腹ビレが水平尾翼の役割をして、追い風で条件の良い時なら400~
500m滑空したという記録があります。時間と距離から計算した速度は時速60㎞にもなります。また、体を傾けて空中で方向転換することもできます。
 

〈『一個人』2017年6月号より〉

監修/松浦啓一 構成/一個人編集部

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