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村上虹郎、「こんな頼りになる俳優さんはいない」と綾野剛を大絶賛 『武曲 MUKOKU』完成披露試写会レポ

5/15(月) 22:32配信

リアルサウンド

 本日5月15日、東京・大手町のよみうり大手町ホールにて、映画『武曲 MUKOKU』の完成披露試写会が行われ、主演の綾野剛をはじめ、村上虹郎、前田敦子、風吹ジュン、小林薫、柄本明、熊切和嘉監督が舞台挨拶に登壇した。

映画『武曲 MUKOKU』の完成披露試写会写真

 『武曲 MUKOKU』は、芥川賞作家・藤沢周の同名小説を、『私の男』の熊切和嘉監督が実写映画化したヒューマンドラマ。剣道の達人だった父・将造にまつわるある事件がきっかけで生きる気力を失った矢田部研吾と、恐るべき剣の才能の持ち主・羽田融の対決を描く。

 熊切監督の作品に5年ぶり2度目の出演となる綾野は、「熊切監督とは5年前に一度ご一緒させていただいて、その時は熊切組に入る喜びが強く出すぎてしまい、現場では地に足がついていない状態でした。また次が許されるなら必ずやりたいなと思っていました」とかつての悔しさを明かしつつ、本作については「現場にインする前に2ヶ月間しっかり時間が取れたので、剣道の練習はもちろん、肉体的なトレーニングも含めてフィジカル面を非常に強くしました。非常にいい状態で現場に入れたと思います」と自信をのぞかせた。また、「トレーニングもしていたので、アルコールを一切摂取せずにやっていました。そのため、禁酒によるフラストレーションがきっちりこの作品の中で生かせればという思いで望みました」と冗談を口にし、会場を笑いで包み込む。

 一足先に本作の映画化を知り、脚本を読んでいたという綾野。融という役のイメージが村上にぴったりだと思い、村上に原作を読むように勧めたのだとか。綾野に勧められ原作を読んだ村上は、「融という役ができれば僕は無敵だなと思いました。本当は、僕が出演していたドラマ『仰げば尊し』(TBS系)の撮影期間中にこの作品を撮るはずだったのですが、(綾野)剛さんや熊切さんはじめ、みなさんが待っていてくださったんです。そして、起用していただけました」と待ってまで起用してもらえたことへの喜びを噛み締めた。さらに、「ちょこちょこ怪我をしたのですが、突き指をした時に、剛さんが誰よりも早く『はい、アイシング』ってすぐに処置してくださって、こんな頼りになる俳優さんはほかにいないなと」というエピソードを披露し、綾野を慕っていることを明かした。

 また、女性から見て印象的な男性の関係性について尋ねられた前田は、「女の人には入っていけない熱いものがやっぱりあるなと。男の人の熱量がすごくて、現場でも入っていけない時がありました。特に、2人の決闘シーンはすごくカッコよかったです」と興奮気味に話し、風吹もまた「2人の闘いは語り継がれるんじゃないかと思うほど迫力があります。よく死ななかったなと。剣道人気が上がるんじゃないかと思うほど魅力的な2人でした」と綾野と村上の対決シーンを絶賛。

 作品にちなんでライバルについて聞かれた綾野は「ライバルって言えるのかな?」と考え込みながらも、現在放送中のドラマ『フランケンシュタインの恋』(日本テレビ系)で自身が演じている“深志研”という役名をあげ、「今回、『武曲 MUKOKU』では“矢田部研吾”という役を演じているのですが、今、別の作品で研さんという役をやっていまして、研さん対決だなと個人的には思っています。天使のように優しい研さんが勝つか、地獄のような研さんが勝つか、楽しみです」と発言し会場をドッと沸かせた。

 同じくライバルについてほか登壇者は、「両親ですね。もちろん両親がこの業界にいるからというのもありますが、そうでなくても永遠のライバルです」(村上)、「AKB48にいた頃はライバルという存在はたくさんいて、周りの方たちが作り上げてくださっていました。今は、そんなかつてライバルだったみんなが大切ななくてはならない存在になっているので、ライバルという存在がいるということはすごく幸せなこと」(前田)、「劇団の時から佐藤B作と、笹野高史がライバルですね。特に笹野高史とはとっても仲悪いです! ライバルです」(柄本)と語った。

 最後に綾野は、「いろんな感情が入り混じっている作品です。誰しもが誰かの子供であり、生きていること自体が希望であるということを体感していただけると思います。虹郎と一緒に渾身のアクションではなく剣道をやっております。そこを最後まで見届けていただきたいです」と締めくくり、会場を後にした。(取材・文=戸塚安友奈/写真=大和田茉椰)

リアルサンド編集部

最終更新:5/15(月) 23:03
リアルサウンド