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【現地発】ファインゴールの岡崎に対する、サポーターの「正直な」評価は?

5/15(月) 15:30配信

SOCCER DIGEST Web

「ビールが美味くなるゴール」と称賛も、ベストチョイスかと問われれば…。

 現地時間5月13日に開催されたマンチェスター・C対レスター(プレミアリーグ37節)の一戦は、2-1でホームチームが勝利を収めた。
 
 レスターはマンチェスター・Cの攻撃陣に圧倒されて前半のうちに2失点を献上。さらに得意のカウンターも相手のハイプレスの前に鳴りを潜めて攻め手に欠く状態で、まさに苦境といえる試合展開だった。
 
 そんな得点の匂いもせず、「このままハーフタイムを迎えるのか……」と、スタジアムに詰めかけたレスター・サポーターのため息が漏れ始めていた42分、スーパーゴールが生まれた。
 
 リャド・マハレズのサイドチェンジを左サイドで受けたマーク・オルブライトンが、得意の右足に持ちかえてクロスボールをペナルティーエリア内に供給。それにタイミング良く合わせたのが岡崎慎司だった。インスイングのボールを見事に左足で合わせて、敵ゴールに叩き込んだのだ。
 
 この1点で反撃の狼煙を上げたレスターは何とか盛り返して、後半に逆転への意地を見せたが、76分のマハレズのPK失敗が響いて結局、勝点を積み上げることはできなかった。
 
 チームを勝利には導けなかったものの、プレミアリーグでは22試合ぶり、2017年になってからは初ゴール、しかもスーパーな一撃を決めた岡崎。そのパフォーマンスをレスター・サポーターはどう思っているのか? 敵地エティハド・スタジアムに訪れていた現地サポーターたちに尋ねてみた。
 
 まず、声をかけたのは、20代の男性サポーターだ。
 
 彼にマンチェスター・Cとのビッグマッチにおける岡崎のプレーはどう映ったのかを問うと、「素晴らしい左足でのボレーだった。違いを作りだしていたし、決定機を決めたから最高のプレーだったと思うよ」と、数少ないチャンスを活かしたことを称えた。
 
 また、エースのジェイミー・ヴァーディーと岡崎の関係性については、「2人ともハードワーカーだから、前線からプレスをかけることができるし、いいコンビネーションだ。2トップはこのコンビがベストチョイスだと思う」とコメントしてくれた。
 
「試合後のビールが美味しくなる素晴らしいゴールだった」と岡崎のファインゴールを称えたのは、30代の男性だ。
 
 この家族連れのレスター・サポーターは、「ハードワークは欠かさないし、他の攻撃の場面でも、リンクマンとして機能していたと思う」とゴールシーンだけでなく、多岐にわたる岡崎の献身性を評価した。
 
 しかし、ヴァーディーとの関係ついては2トップがベストだとは考えてはいないようで、筆者が日本人であることを申し訳なさそうに、「正直に言うと、まぁ難しいところだね」と回答。次のような改善点を指摘している。
 
「一つ思うのは、岡崎はヴァーディーのもっと近くでプレーができれば、効果的になるし、得点も増えるはずだよ。そうすれば、チームへの貢献度も高くなるし、もっとプレータイムも増えるんじゃないかな?」
 
 献身的かつ得点という結果を残した岡崎に対して、好意的な反応をするサポーターがほとんどだった中、「ヴァーディーのベストパートナーか」という話題が出た際には、思わず口ごもってしまうサポーターは少なくなかった。
 
 岡崎は今シーズン、ここまでプレミアリーグで3得点しか挙げられていない。そうした成績も、日本代表FWがいまだレスターにおいて絶対的な存在にはなれず、サポーターが首をかしげる最大の要因なのだろう。
 
 岡崎がファンも認めるレスターの絶対的なストライカーとして前線で君臨するためにも、5月21日に行なわれる今シーズン最終節(ボーンマス戦)でもゴールを決めて、来シーズンに向けて手応えを掴んでもらいたいところだ。
 
取材・文:内藤秀明 text by Hideaki Naito

最終更新:5/16(火) 18:11
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