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毎日会話、食事も一緒。それなのに離婚したい妻が続ける家庭内別居の中身とは?

5/15(月) 19:10配信

ESSE-online

 家庭内別居に悩む主婦が増えています。夫婦の会話はなく、互いを無視…となれば話は分かりやすいですが、現実にはさまざまな形の家庭内別居がある模様。はたから見れば普通に思える夫婦が、じつは修復不能なほど関係が破たんしていることもあるのです。きっかけは? それでも別れない理由は? 現在進行形で悩みを抱える主婦が、当事者にしかわからない事情と胸の内をESSEに語ってくれました。

再婚直後の借金発覚。うそをついた夫を許せず、どうしても愛せない

語ってくれた主婦:金子志保さん(仮名) 神奈川県・39歳

夫39歳、長女16歳、長男5歳

結婚年数 5年

家庭内別居期間 約5年

 夫の借金が発覚したのは再婚直後のこと。私は男を見る目がないのか、結婚前にはまったくわかりませんでした。でも、一緒に暮らし始めたら督促状が毎日のように届き始めるように。問いただしたら、「ごめんなさい」と何度も謝りながら、500万円もの借金があることを白状しました。借金そのものより、人をだまして結婚にもち込むような人だということに腹が立ってならなかった。

 目の前が真っ暗とはこのこと。なぜなら、このとき、私はすでに妊娠していたのです。これまでシングルマザーとして長女を働きながら育ててきました。ぜいたくはできないけれども、2人で仲よく楽しく生活してきたのです。あそこに戻れるなら戻りたかった。でも、おなかに子どもがいたら別。自分で働けないなら、この人と一緒にいるしかないではないか。

 そうこうしている間にも督促状がじゃんじゃん来て…。夫は逃げ回っているだけなので、やむなく私が市の相談窓口へ。そこで弁護士さんを紹介してもらい、結局自己破産することになりました。クレジットカードもつくれない夫…。愛情なんてあったのかな?借金発覚までは少しはあったかもしれないけれど、もう一瞬で吹き飛びました。私はもらった指輪を外して捨てました。彼はずっとしていますね。肌身離さず、あほみたい。

●触られるのもイヤになりセックスレスに

 以来、夫に体を触れられるのもイヤになってしまい、ずっとセックスレスです。私としては修復不可能。一緒に暮らして6年目になりますが、そのなかで愛情が芽生えたり、許す気持ちになったりということはまったくありません。きっとこれからも無理でしょう。うそをついて結婚を決めた、というスタートがすでに許せないので、なにが起ころうと気持ちが戻ることは考えられない。

 離婚は当然考えていて、何度も離婚届を書いて彼に渡しましたが、そのたびに破り捨てられてしまいました。どうして彼がこの壊れた結婚生活を維持したいのか、意味がわかりません。

 かといって、家庭内別居状態といえるかというと、微妙かもしれない。毎日普通に会話をしているし、ご飯も一緒に食べます。寝室が別々でセックスレスであることを除けば、ごく普通の夫婦に見えるのではないでしょうか。ただ、まったく愛がないので、どんなに物理的に触れ合っても、ご飯のたびに顔をつき合わせても、なにも生まれません。

●父親としては問題なし。でも、夫としては…

 彼には反省の色は明らかに見られ、以後借金はしていないし、父親の役割はきちんと果たしています。子どもたちもお父さんのことは大好き。学校行事にもまめに参加するし、子どもたちを積極的に遊びに連れていくなど、がんばってくれています。

 それでも、私の気持ちが元に戻る可能性がない以上、やはりどこかでピリオドを打たなくては。近頃、下の子が「お父さんのこと、嫌いなの?」と聞いてくるようになりました。愛のなさは子どもに伝わってしまう。こんな環境で子育てしたくありません。

 上の娘に至っては「なんで別れないの?」とはっきり聞いてきます。娘とは2人で生きてきた期間が長いし、夫の借金で苦労する私を見てきているので、無理もない疑問だと思います。だらだら一緒にいてもいいことはひとつもない、下の子が小学校に入るくらいのタイミングで、離婚することを目標に準備をすすめたいです。

<取材・文/ESSE編集部>

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最終更新:5/15(月) 19:10
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