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乳酸菌にトクホ、サプリ・・・・・・出遅れ「健康関連」銘柄を探してみた! 

5/15(月) 16:11配信

会社四季報オンライン

 かつては暑い夏は冷たい麦茶を飲んでいるだけで幸せでした。しかし、最近ではその「効能・効果」が注目されます。これは食べ物全般に言えることで、売り場は「健康に効果がある」とアピールする食品であふれかえっています。

 中でもブームなのは乳酸菌。コンビニエンスストアの飲料コーナーでも売り場を拡大しています。チョコレートにも乳酸菌、ヨーグルトに至っては乳酸菌の種類が多すぎてどれが良いのか選べないほどです。

 ヨーグルトなどの乳酸菌関連では、森永乳業(2264)、江崎グリコ(2206)、明治ホールディングス(2269)などがすぐに思い浮かぶところでしょう。しかし、これらの食品関連銘柄は、少額投資非課税制度(NISA)で買って保有したままの方が多いからか、すでに上昇していてこれから先も大きく上昇するとは考えにくい状態です。

■ 医療メーカーも乳酸菌

 まだ面白い展開がありそうなのは、飲料メーカーでしょうか。キリンホールディングス(2503)は小岩井乳業と共同研究したプラズマ乳酸菌を使ったヨーグルトや飲料を展開、アサヒグループホールディングス(2502)からは、『おいしい水プラス「カルピス」の乳酸菌』が発売されています。

 酒類を造っている企業はそもそも発酵や菌類を扱っているため、健康食品やサプリでも利益を伸ばしていける可能性に注目が集まっています。ビールなどの飲料を販売しているために商品開発のノウハウを持ち、販売スペースも広げやすい。それに、これらの企業は持っている乳酸菌の種類が多く、その中にはこれまでに効用が実証されていないだけで、実は健康に良い菌が紛れています。

 たくさんある乳酸菌の中から「お宝乳酸菌」を見つけるたびに新しい商品を開発し、それがヒットを生む。良さそうな乳酸菌で効果の実証が得られれば、企業価値が上がるといってもいいかもしれません。

 食品や特保、乳酸菌というキーワードから離れ、健康になりたい人が好む商品を探してみると、サプリがあります。

 ちなみに私は、「DHA&EPA+セサミンEX」というサプリを買っています。このサプリは、上場しているサントリー食品インターナショナル(2587)の子会社ではありませんが、同じサントリーグループであるサントリーウェルネスの商品です。サントリーの商品には特定保健用食品(トクホ)の「黒烏龍茶」や「胡麻麦茶」もあります。

■ 高成長のファンケル機能性食品

 また、ファンケル(4921)は化粧品で有名ですが、実は足元では化粧品の売上高(569億円)の伸び率は3.5%であるのに対して、栄養補助食品関連事業の売上高(286億円)の伸び率は12.1%と大きいのです。代表的な商品としては、機能性表示食品の「えんきん」や「カロリミット」があります。

 日本だけでなく海外の売り上げも伸びているようで、越境ECが成果を上げていると言えそうです。これまでは、国内のみで販売していたような企業でも、海外に販売を広げることで売上を伸ばす企業が多くなるとみていて、これからも期待している企業の一つです。

 サプリは他にもたくさんあります。メニコン(7780)の『ラクトフェリン』や富士フイルムHLD(4901)「アスタキサンチン」、味の素(2802)の「アミノバイタル」、ビオフェルミン製薬(4517)などというように、探せばきりがありません。自分に合ったサプリを選ぶように、目先を広げて銘柄を見つけてもおもしろそうです。

 あさひ・まさみ●テクニカルアナリスト。投資教室アルゴナビスで初心者向け株式講座講師を務める。企業広告の制作プロダクション勤務を経て、個人投資家に。13年から現職。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

旭 昌美