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パブリッシャーで需要増す、インフルエンサーマネージャー:その仕事の中身とは?

5/16(火) 7:10配信

DIGIDAY[日本版]

マーケターがインフルエンサーマーケティングを採用するようになるにつれ、ソーシャル界のスターの力を借りてエディトリアルブランドを構築しようとするパブリッシャーが増えつつある。その結果、広告エージェンシーにいることが多いインフルエンサーマネージャーの役割が、メディア企業でも重要性を増している。

インフルエンサーマネージャーの責任は組織によってさまざまだ。単にインフルエンサーのアウトリーチを管理するだけのこともあれば、ブランドとの関係を概念化し、インフルエンサー全員の発言をモニタリング・追跡することもある。たとえば、スリリスト(Thrillist)やナウ・ディス(NowThis)の親会社であるグループ・ナイン・メディア(Group Nine Media)は、キャンペーン管理やメディアプランニングの経験を持ち、インフルエンサー管理を業務の一部にできるシニアプロジェクトマネージャーを探している。求人求職サイト「グラスドア」によると、ニューヨークで働くインフルエンサーマネージャーの年収は4万ドル(約450万円:ジュニアポジション)~15万ドル(約1600万円:シニアポジション)だという。

タイム社の場合

「私はインフルエンサーと親密な関係にあり、彼らのビジネスもよく理解しているので、『コネクト(Connect)』のインフルエンサーマネージャーの仕事に就くのも自然なことだった」と語るブリタニー・バーク氏は、タイム社(Time Inc.)初のインフルエンサーネットワーク「コネクト」でソーシャル界のスター100人を管理している。「いま、私はタイム社というブランド全体でインフルエンサーを活用するための最善の方法を概念化し、当社が提供すべきものをインフルエンサーが理解する手助けをしている。インフルエンサーたちは、マーケティングキャンペーンのオファーや、編集者からのオファーを絶えず受けている。タイム社には30の異なるブランドがあり、編集者がたくさんの異なるプロジェクトでインフルエンサーに協力を求めるとき、それはとてつもなく大変な作業だ」。

編集に携わった経験を持つバーク氏は、タイム社の編集者が作り上げようとしているブランドをよく理解しており、100万人のフォロワーがいるというだけの理由で何の考えもなくブロガーに連絡を取ったりはしない。たとえば、「スタイルウォッチ(StyleWatch)」の読者は、あちこちに少しだけ贅沢品を使って、手頃な価格で自分に手の届くおしゃれスタイルを求めている。だからバーク氏は、低価格品を身につけない高級ファッションブロガーにはアプローチしないのだそうだ。

バーク氏は次のように述べている。「私の仕事は、編集者とインフルエンサーのあいだに仕事上の良好な関係を作り、マーケティングプログラムのために呼ばれたとき、インフルエンサーが我々の考えや意見、ブランドを完全に理解しているようにしておくことだ。だが、マーケティングサイドの作業は、我々の広告チーム内の独立した中央集権型のグループを通じて、生じている」。

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