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あの頃これが欲しかった!ファインダーでなく液晶画面を見ながら撮影できるシャープのビデオカメラ『液晶ビューカム VL-HL1』

5/16(火) 6:30配信

@DIME

現代の様にインターネットが普及していなかった1970~80年代。

家庭の娯楽の中心は、「ラジオ」、そして「テレビ」でした。

【写真】あの頃これが欲しかった!ファインダーでなく液晶画面を見ながら撮影できるシャープのビデオカメラ『液晶ビューカム VL-HL1』

その後、映像信号(ビデオ信号)の記録が可能な、家庭用VTR(ビデオテープレコーダ)が登場。「VHS」と「ベータマックス」の二つの規格が競合し、鎬(しのぎ)を削りました。

そして技術開発は「録画ができるカメラ一体型VTR」へとシフトします。

ソニーはCCD(電荷結合素子)のカメラを内蔵した、「8ミリビデオ」規格のビデオカセットレコーダーの開発を行いました。

同規格は、カセットアダプタを使用する事によりVHSデッキでも録画・再生を行う事が可能な「VHS-C」規格と競合したものの、結果的にビデオムービー規格の主流を制する事となりました。そのきっかけとなった商品が…。1989年にソニーが発表したHandycam「CCD-TR55」です。

さて、この時代のハンディビデオカメラは、ビューファインダーを覗きながら撮影をしなければなりませんでした。

■電子ビューファインダー(Electronic View Finder)とは…?

EVFとは、撮像素子による画像情報を小型液晶パネルで表現したファインダーの事です。

光学式カメラ同様の接眼部を有してはいるものの、電子式となった事で、プリズムやミラーが不要となる利点を持ちます。

しかし、最大の問題として…。と、いうか、当時のカメラは光学式、電子式問わず、同様の問題を有していたのですが、要するに、常にファインダーを覗いて撮影をしなければいけない為、どうしても撮影者の姿勢を限定してしまうデメリットがあったのです。

結局、ビデオを撮影している間は、風景を見る余裕が全く無かった為、家族には「ビデオばっかり撮影していないで、たまには周りの景色でも見たら?」と言われた事を思い出します。

正直、ビデオ撮影をしている時の、その場の雰囲気までは、あまり覚えていない不遇の時代が続きました。

その後、1992年…。シャープが、画期的なビデオカメラの新製品を発売しました。

ビューファインダーの代わりに液晶画面を見ながら撮影ができる、「SHARP 液晶ビューカム VL-HL1」の登場です!

本体に液晶画面を搭載する事で、撮影者は、長きに渡って続いた「ファインダー」を覗き込んで撮影するスタイルから、ついに解放される事となりました。本体を手に持って、周りの景色を楽しみながら撮影を出来る様になったのです!

しかもメリットはそれだけではありません。

それまではビデオカメラで撮影した映像を見る為には、撮影終了後、自宅に帰ってから、テレビに接続して視聴をするしか方法が無かったのですが、液晶ビューカムは、撮影用の液晶画面を、そのまま再生用にも転用出来る様にした事で、「今撮影した映像を、その場で皆で楽しむ事が出来る」様になったのです。

更に、カメラ部分を反転出来る機能を内蔵した事で、それまでのビデオカメラでは不可能だった「自分撮り」機能まで実現してしまいました。

正に、かつてのジャ〇ネットのCMのキャッチフレーズ「子供の為に僕を撮ろう」を、実践する事が出来る様になったのです。

本機はワタクシ同様、新しもの好きだった父親が、商品発売と同時に購入しました。お出かけの際に常に持ち歩き、家族みんなを満遍(まんべん)なく、撮影者も含め撮影する事が出来たので、当時の思い出を今でも楽しむ事が可能となりました。

写真を撮り貯めるのも良いですが、やっぱりビデオカメラの映像は、その場の雰囲気まで切り取る事が出来るので、とても好いものですよね…。

SHARP 液晶ビューカムは、ホームビデオカメラ発展期の、不朽の名機として今でも燦然と輝いているのです…。

※記事中の情報は、記事執筆調査時点のものとなります。
※本記事は、あくまでも筆者の微かな記憶と主観に基づき、飛躍した表現によるエッセイであり、特定メーカーや機種等を貶める意図はございません。

FURU

@DIME編集部

最終更新:5/16(火) 6:30
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