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PCのスピードにこだわる人なら知っておくべき5つの要素

5/16(火) 9:10配信

ライフハッカー[日本版]

PCのグレードアップや新しいPCの購入を考える際は、それまで使っていたものよりも高速なマシンにしたいという人も多いことでしょう。

たいていの人は、性能がどれだけ向上するかを知るための指標として、いくつかのわかりやすい要素に着目します。例えば、CPUのクロックスピードを上げたり、メモリ容量を増やしたりすれば、即座に性能は向上します。また使用環境によっては、無線LANやUSBを最新の規格に対応させるだけでもメリットを体感できる場合があります。

けれども、製品仕様の中で大きく扱われている要素以外にも、PCのスピードに影響を与える可能性があるのにあまり知られていない要素はたくさんあります。

この記事では、そういった要素のうちの5つについて詳しく見ていき、PCをグレードアップする際に必ず最高の性能が得られる方法をご紹介しましょう。

CPUのキャッシュ

CPUに関しては、性能の指標としてよく知られている要素がいくつかあります。

まず挙げられるのは、CPUのモデルそのものです。IntelのCPUで言えば、よく知られていることですが、「Core i7」は「Core i5」よりも性能が上で、「Core i5」は「Core i3」よりも性能が優れています。3つのモデルの間に大きな価格差があるのは、性能の差があるからだということもご存知ですよね?

それから、同じモデルのCPU同士なら、一般的にクロックスピードが速くてコア数が多いものほど高速です(もちろんこの法則は絶対ではありません。なぜなら古い世代のCPUよりも、新しい世代のもののほうが最適化されているからです)。

ですが、そのほかにも、CPUの性能に大きな影響を与える可能性があるのに、見落とされがちな要素がもう1つあります。それはCPUのキャッシュです。

CPUのキャッシュは、メモリと同じ原理で動作する、CPU専用の記憶装置です。

HDDからデータを読み書きすることなく高速でアクセスできるよう、メモリにはアプリケーションのデータが一時的に保存されます。それと同じように、CPUが頻繁にアクセスするデータは、CPUのキャッシュに一時的に保存されます。そうすることで、CPUが通常のタスクを完了するのにかかる時間を大幅に短縮できるのです。

CPUのキャッシュは、1次(L1)キャッシュ、2次(L2)キャッシュ、3次(L3)キャッシュ...というように階層構造になっており、新しいモデルのCPUでは4次以上のキャッシュを内蔵したものもあります。L1キャッシュは小容量の非常に高速なメモリで、CPU自体に内蔵され、下位のキャッシュは上位のキャッシュよりも容量が大きく、速度は遅くなります。CPUは各階層のキャッシュを順序立てて使用するため、もっとも重要なデータはL1キャッシュに保存されることになります。

Intelの「Haswell」ベースのCPUの場合、各コアに64キロバイトのL1キャッシュが内蔵され、256キロバイトのL2キャッシュと、最大で20メガバイトのL3キャッシュ、最大で128メガバイトのL4キャッシュが搭載されています。

どれだけのキャッシュ容量が必要かは一概には言えませんが、2015年時点のノートPCやデスクトップPCでは、3~6メガバイトが一般的です。キャッシュがCPUの性能に与える影響の大きさを考慮すると、キャッシュ容量が大きくてクロックスピードが遅いCPUと、逆にキャッシュ容量が小さくてクロックスピードが速いCPUとを比べた場合、前者のほうが高速なはずです。

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