ここから本文です

ドルトムント香川に居場所はあるのか? 来季新監督で合意報道の“ファブレ戦術”を分析

5/16(火) 20:12配信

Football ZONE web

トゥヘル監督解任の可能性が急浮上 後任筆頭候補は現ニース監督のファブレ氏

 日本代表MF香川真司が所属するドルトムントでは、ハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOとの対立が表面化しているトーマス・トゥヘル監督の解任説が急浮上している。すでにドイツメディアは今季終了後に、フランス・リーグアンのニースを率いるルシアン・ファブレ監督の招聘で合意に達していると報じられている。

【動画】ドルトムント公式番組に香川が登場! ドイツ語で軽妙トーク、大爆笑の場面も

 このスイス人監督の実績を振り返り、トゥヘル監督の下では出番が流動的だった香川に、どのような変化が起こるのか予想してみたい。

 ファブレ監督は2007年から09年までヘルタ・ベルリン、2011年から15年までボルシアMGで監督を務めた経験を持つ。2014-15シーズンにはバイエルン・ミュンヘン相手に1勝1分と勝ち越すなど、ボルシアMGをリーグ3位に導きUEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得。翌年にまさかの開幕5連敗を喫して更迭されたが、ドイツでは確かな評価を得ていた。

 14-15シーズンのボルシアMGでは中盤をフラットに並べた4-4-2システムを採用、ディエゴ・シメオネ監督のアトレチコ・マドリードによく似た堅守速攻型のチームを作り上げた。コンパクトな守備陣形を敷き、攻撃に移ると一直線にゴールを目指した。

ニースでは3バックも導入して守備強化

 また、今季就任したニースではボルシアMG時代の教え子である元ブラジル代表DFダンテの加入を機に、守備時には5バックとなる3バックシステムを新たに導入して守備の安定を図ると、縦に速い攻撃で元イタリア代表FWマリオ・バロテッリの力を生かした。終盤戦には4バックでの戦いも増え、トゥヘル監督と同じように複数のシステムを使い分ける柔軟な戦い方で、モナコとパリ・サンジェルマンに次ぐトップ3の座を確定させた。

 このスイス人指揮官は単にシステムや戦術ありきでチーム作りを進めるのではなく、選手の特性を見極めた上でのバリエーション豊かな采配が光っている。トゥヘル監督に比べれば、ファブレ監督はより守備の安定を基盤に置いている印象だが、そうしたなかでも香川に居場所はあるのだろうか。

 背番号23のプレーメーカーは移籍の噂が囁かれるようになったが、クラブは2018年で満了となる契約の延長を希望しており、残留に傾き始めている。トゥヘル監督の下では出番は流動的なだけに、監督交代によってクラブにおける序列が大きく変わる可能性がある。

 守備面での負担や、ゴール前で持ち味を発揮する香川のプレースタイルを考えれば、よりゴールに近いポジションでの起用がピッタリとはまることは明らか。ファブレ監督の縦に速く攻めるという特長は、クロップ前監督やトゥヘル監督のサッカーとも共通点が多く、トップ下を置く戦い方が継続されれば、攻撃の軸でもあるオーバメヤンやロイスと相性の良い香川には十分に生きるチャンスがありそうだ。

1/2ページ

最終更新:5/16(火) 20:12
Football ZONE web

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Football ZONE web

fangate株式会社

日本代表や欧州各国リーグなど、国内外のサッカー情報を毎日更新