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三菱UFJフィナンシャル・グループ、株主優待廃止を発表で、株価への影響は? 従来の株主優待を止め、今後は配当金の安定的・持続的な増加を目指すことに

5/16(火) 18:35配信

ダイヤモンド・ザイ

 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループは、毎年9月末時点の株主優待名簿に記載された株主に対して実施していた株主優待を廃止すると、2017年5月15日に発表した。

【詳細画像または表】

 三菱UFJフィナンシャル・グループが廃止する株主優待は、「100株(1単元)以上保有する株主を対象に、保有株数に応じてオリジナルグッズ贈呈。500株以上保有する株主を対象に、投資信託の購入時手数料割引などが受けられる『優待クーポン』を、保有株数に応じた枚数だけ贈呈」というもの。

 三菱UFJフィナンシャル・グループが株主優待を廃止する理由は、「今般、株主の皆さまへの公平な利益還元のあり方という観点から慎重に検討を重ねました結果、『利益成長を通じた1株当たり配当金の安定的、持続的な増加をめざす』という基本方針に基づいて運営していくことが適切であると判断し、株主優待制度を廃止させていただくことといたしました」とのことだ。

 三菱UFJフィナンシャル・グループの株主優待は、2016年9月末の株主を対象として実施された分を最後に、廃止される。

三菱UFJフィナンシャル・グループが廃止する株主優待の詳細は?

 ■三菱UFJフィナンシャル・グループが廃止する株主優待の内容

  基準日
  保有株式数
  株主優待内容
  9月末
  100株以上
  オリジナルグッズ(2種類から1つ選択)
  500株以上
  ◆オリジナルグッズ(2種類から1つ選択)
◆優待クーポン券1枚
  1000株以上
  ◆オリジナルグッズ(2種類から1つ選択)
◆優待クーポン券2枚
  2000株以上
  ◆オリジナルグッズ(2種類から1つ選択)
◆優待クーポン券3枚
  詳細
  ※オリジナルグッズは100株以上と1000株以上の株主で選択できるものが異なっており、
例年はピーターラビットのオリジナルグッズで、タオルなどが贈呈されていた。
グッズの代わりに寄付を選択することも可能だった。
※優待クーポンで受けられるサービスは、三菱東京UFJ銀行と三菱UFJ信託銀行の
投資信託購入時手数料割引、外貨定期6ヵ月物金利優遇、
じぶん銀行の外貨預金為替手数料割引、
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の国内株式等売買委託手数料割引、
カブドットコム証券の国内現物株式等売買委託手数料割引、
三菱東京UFJ銀行の貸金庫新規使用料割引、
ワールドカレンシーショップの米ドル・ユーロ両替レート優遇、
三菱UFJ信託銀行の遺言信託取扱手数料(新規作成時)割引、
三菱UFJ不動産販売の不動産仲介ご成約特典。
※昨年実施された株主優待で贈呈された優待クーポンは、2017年12月29日まで利用可。

 三菱UFJフィナンシャル・グループの株主優待の場合、もらえるのがオリジナルグッズと各種割引のクーポン券なので、株主優待利回りの算出は難しかった。今回、三菱UFJフィナンシャル・グループは株主優待の廃止と同時に、今後は配当に力を入れることを発表。この発表は5月15日の大引け後に出されたが、その後、SBI証券のPTS(夜間取引)でも目立った動きはなく、株主優待の廃止もそれほど大きなインパクトを持っては受け止められていないようだ。

 なお、三菱UFJフィナンシャル・グループは国内最大規模の民間金融グループ。優待廃止と同日に発表された2017年3月期の連結業績(通期)は、すべて前期比で経常収益4.6%増、経常利益11.6%減、当期純利益2.6%減。減速の要因は円高の進行や金利低下を受けた国内の預貸金収益の減少、運用商品販売の低迷、債券関係損益の減少など。

 ■三菱UFJフィナンシャル・グループ

 業種
 コード
 市場
 権利確定月
 銀行業
 8306
 東証1部
 毎年9月
 株価(終値)
 単元株数
 最低投資金額
 配当利回り
 721.5円
 100株
 7万2150円
 2.49%
 【三菱UFJフィナンシャル・グループの最新の株価・株主優待の詳細はこちら! 】

 ※株価などのデータは2017年5月15日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。

ザイ・オンライン編集部

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