ここから本文です

ローソン経営降りても新天地 玉塚元一氏が愛される理由

5/17(水) 7:00配信

NEWS ポストセブン

〈ぜひ見ててくださいよ。この会社のこれからの成長はローソンの比じゃないですよ〉

 コンビニエンスストア大手、ローソンの会長職を退任する意向を示していた玉塚元一氏(54)が、ソフトウエア不具合検査企業のハーツユナイテッドグループ社長に就任(6月末の株主総会後)することを発表。5月15日に開いた会見でこう強い自信をのぞかせたという。

 玉塚氏といえば、旭硝子や日本IBMを経た後、1998年にカジュアル衣料「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングのカリスマ創業者、柳井正氏(現会長兼社長)に見込まれて転職。わずか4年後の2002年に40歳という若さで社長に就任したことで、一躍スター経営者に。

 2010年には当時ローソン社長だった新浪剛史氏(現サントリーホールディングス社長)に再三請われ、鳴り物入りでローソンへ。2014年より社長を務めたことで、企業を渡り歩き経営を請け負う「プロ経営者」の呼び名も加わった。

 そして今度は自分よりも10歳若いハーツ社の創業者、宮沢栄一氏(44)の要請に応じることになった玉塚氏。一体なぜ、ここまでモテるのか。「一言でいえば“いい人”なんです」と話すのは、経済ジャーナリストの松崎隆司氏だ。

「証券業界の財閥、玉塚証券の御曹司である元一氏は、根っからのお坊ちゃん育ちで人あたりがいい。また、幼稚舎から大学まで慶応に通い、大学時代はラグビーに打ち込みながら仲間をまとめるチームワークを学んだといいます。

 そうした人柄は経営者になっても変わることなく、細かい業務執行よりもむしろ従業員のモチベーションを高める体育会系のノリそのまま。マネジメント能力に長けた経営者といえます」(松崎氏)

 体育会系と聞くと、強力なトップダウン、時にはリストラの一環で無情な“制裁”も辞さないイメージがあるが、どうやら玉塚氏は違うようだ。コンビニ業界の専門紙『コンビニエンスストア速報』編集長の清水俊照氏がいう。

1/3ページ