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Google謹製アドブロッカーの噂に、恐れ慄くパブリッシャー

5/17(水) 7:10配信

DIGIDAY[日本版]

GoogleがChromeにアドブロッカーを実装しようとしていると、WSJ(ウォールストリート・ジャーナル)が報じた。

公的に(記録があるものとして)は、パブリッシャーはGoogleやほかのインターネット企業のオンライン広告の質の向上をめざした動きを歓迎している。だが、内心はGoogleとFacebookのデュオポリー(2社寡占)をさらに許すことになる状態を危惧している。

どこか偽善的な雰囲気も感じられる。デジタル広告の大部分の利益を吸収しているGoogleが、ユーザー体験を損ねる広告の掲載を取り仕切る独裁者になるからだ。しかし、Googleがプラットフォームの主導者になったとしても、検索結果ページの半分を占める広告がなくなることはないだろう。

「自社が擁するホワイトリストがあるため、アドブロッキングに影響されることもなく、さらにパワーを得ようとしているGoogleのモノポリー(1社独占)は狂っている」と、ニューヨーク・タイムズのグローバルデジタルビジネスディレクターのメーガン・ロペズ氏は語る。「広告の世界のアドテク、検索結果表示、取引、計測、サーバー、そしてアドブロッキングと、ブラウザのすべてのアスペクトを網羅しようとする行為は、他者にとってコントロールできる部分がなくなるということだ」。

Googleの考えるシナリオ

まだ公式な発表はされていないが、WSJによれば、Googleの広告に対する基準は同社が創立メンバーを務める委員会、「Coalition for Better Ads(良い広告のための連合)」に準ずるという。つまり、ポップアップ広告、音声つき自動再生動画広告、プレスティシャル広告(サイトを開くと前面に出てくるカウントダウンつき広告)、その他、この委員会が受け入れられないと定めたフォーマットがブロックされることになる。

ほとんどの人はこうした措置に対して反感をもつことはないだろう。しかし、このような基準は雪だるま式に増える可能性はある。それに、プラットフォームへ自由な裁量権を与えたがるパブリッシャーなどほぼいない。

Googleが考えるひとつのシナリオは、サイトに表れるすべての攻撃的な広告を除外することだ。匿名のパブリッシャーによると、Googleは先行してこの取り組みの実施を予定しているという。すでに警戒すべき状態にあるということだ。「我々が掲載する広告がGoogleの基準に沿っていないとして、ブロックされるかどうかこの目で見るのを待っているところだ」と、あるパブリッシャーは匿名で話した。

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