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『北の桜守』吉永小百合、堺雅人、篠原涼子の初写真公開 吉永「なんとか完走したい」

5/17(水) 5:00配信

リアルサウンド

 2018年3月に公開される吉永小百合主演映画『北の桜守』より、東京での春パートの撮影の様子が公開された。

 本作は、吉永120本目の出演作で、自身が主演を務めた北海道が舞台の、行定勲監督作『北の零年』、阪本順治監督作『北のカナリアたち』に続く、“北の三部作”最終章。戦後の貧しさと飢えに苦しみながら極寒の北海道で懸命に生き抜いた親子が、十数年の空白を経て再会し、失われた記憶をめぐる旅をする模様を描く。

 このたび公開されたのは、吉永演じる江蓮てつが、息子・修二郎(堺雅人)とその妻・真理(篠原涼子)を想い、昔作ったおにぎりを握るシーンの様子。てつはもともと、アメリカへ渡った息子と離れて暮らしており、網走でひとり食堂を営みながら生活していた。今回のおにぎりは馴染みのある三角形ではなく、当時の母親が握るおにぎりの主流であった太鼓型のおにぎり。このシーンのため吉永は、約1か月前におにぎりの握り方を料理学校の先生に教わり、握る姿を動画に撮った映像などを見ながら、自宅で練習をしたという。

 2月16日に北海道・網走でクランクインした本作。現在、東映東京撮影所や関東近郊にて、春パートの撮影を進めている。吉永は、120本目の出演作となる本作について、「よくここまで無事で、映画の仕事を続けてこられたなという思いがありますね。これからはどうなるかわからない。とにかくこの120本目の映画を大事に。なんとか完走したい」とコメント。

 吉永とは初めての共演となる堺は、「どんな方だろう? と非常に楽しみにしていたのですが、今日も一緒に芝居しながら見とれるというと、ちょっとおかしいんですが、見入ってしまいました。セリフのない間がどれだけあってもお芝居が成立するので、ずっと見ていられます。まるで引き込まれるようです。本当にこの後も楽しみです」と撮影を楽しんでいる様子を明かす。篠原も「とてもお綺麗で……、そして、毛穴がないんです! どうしたらそんなにきれいなお肌でいられるんだろうと思います」と吉永の肌に言及しながら、「一緒にお話をしているだけで、こちらもエネルギーをいただけるようなすごくエネルギッシュな方。絶対なれないですけど、生まれ変わったらこういう方になりたいです。一日でいいからなってみたい。ってくらい毎日毎日すてきな姿を見ています」と話した。

 日本の戦後を描いた本作について吉永は、「今何をしたいかわからないような若者がたくさんいると思うんですけど、戦後の大変な時期に必死で生きてきた人たちを忘れてはいけない。そういう中から立ち上がって生きてきた人がたくさんいる。これからの若者たちにも、もっといろんなことをたくましく乗り越えて生きていってほしいです」と若者へメッセージを贈りながら、「いろんな要素がある映画なんですけど、日本の何十年かのうつろいの中で、生きてきた人たちのことをこの映画を通じて思っていただけたらという気がします」と語った。

 なお公開された写真の撮影場所は、劇中で、アメリカでビジネスを学んだ修二郎が帰国して開店した、日本初のホットドックストア“ミネソタ24”の前(現在のコンビニのはしり)。ミネソタ24は70年代の北海道・札幌にある狸小路商店街に位置する設定だ。東映東京撮影所内に全長65mの巨大なオープンセットを作り、70年代の狸小路の雰囲気を再現した。

リアルサウンド編集部

最終更新:5/17(水) 5:00
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