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トランプ大統領、もう一つの顔はゴルフ王 安倍首相と「ハシゴ」した真意は?

5/17(水) 12:03配信

NIKKEI STYLE

■イチローの拠点 日米首脳ゴルフ会場と至近

 世界から注目の集まるドナルド・トランプ米大統領。もともと「不動産王」として有名だが、米国などにいくつもの豪華なゴルフコースを所有し、自らも大のゴルフ愛好家として知られている。ゴルフビジネスの視点からトランプ氏のもう一つの素顔に迫った。

 現在、イチローが所属するマイアミ・マーリンズがキャンプに利用している施設はフロリダ州ジュピターにあり、2月11日、ドナルド・トランプ米大統領と安倍晋三首相がゴルフを行った「トランプ・ナショナル・ゴルフ・クラブ・ジュピター」までは、車で7~8分の距離だ。

 イチローの取材をしていた2月、マーリンズの関係者とそのゴルフコースの話になり、聞けば昨年のキャンプ中、チームの食事会が同コースのクラブハウスで行われたという。 目下、身売りを目論むマーリンズのジェフリー・ローリアオーナーは、トランプ米大統領の支持者として知られ、昨年11月の選挙前には12万5000ドル(約1438万円、1ドル=約115円)という多額の献金をしている。ローリア氏がフランス大使候補となっている背景にはそんな事情もあるのでは、と報じられているが、大統領の義理の息子家族に球団の売却を試みた経緯なども合わせてたどれば、なぜそこで食事会が行われたのか、さもありなんという話である。

 その場所を改めて地図で確認すると、取材が終ってから立ち寄っても回り道にすらならない近さ。プライベートコースなので様々な制限があるのは承知の上だが、どんなコースか少し見ることぐらいはできるだろうと高をくくっていると、「行くつもりか」と聞いたチーム関係者は、「無理だ」と首を振りながら続けた。

■安倍首相とゴルフ場をはしご

 「そこまでたどり着けない」

 ゴルフ場のはるか手前にセキュリティーゲートがあり、訪問者のリストに名前が載っていなければ、行けるのはそこまで。食事会の時も選手がそれぞれ車で行くことは許されず、キャンプ施設に集まってからバスで移動したそうだ。

「あの時であれだけ人の出入りに厳しかった。大統領になった今、一見さんがクラブハウスまで行けるとは思えない」

 もっともである。しかもそのとき、トランプ米大統領はウエスト・パームビーチで週末を過ごしていた。そこでゴルフをしている可能性さえある。「やめておいた方がいい」の忠告には素直に従った。間違ってもブラックリストには載りたくない。

 冒頭の話に戻ると、トランプ米大統領と安倍首相はまず、ジュピターのコースで1ラウンドした後、午後から、トランプ米大統領の別荘がある「マール・ア・ラーゴ」に近い「トランプ・インターナショナル・ゴルフ・クラブ・ウエスト・パームビーチ」へ移動して、さらにハーフを回ったという。

 車で15分程度の距離とはいえ、どうしてわざわざゴルフ場をはしごしたかだが、ウエスト・パームビーチのコースはトランプ米大統領が初めて手掛けたゴルフコースでもある。それなりに思い入れがあるのだとしたら、安倍首相を招いた背景にも、それなりに意味が込められているのかもしれない。

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最終更新:5/17(水) 15:51
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