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絶滅したと思われていた毒ヘビ、10年ぶりに再発見

5/17(水) 7:31配信

ナショナル ジオグラフィック日本版

南アフリカで極めて希少な「アルバニーアダー」が4匹

 「アルバニーアダー」について聞いたことのある人はあまりいないだろう。南アフリカにすむクサリヘビ科の小さな毒ヘビだ。体にある鮮明な模様と、目の上の眉のような突起を特徴とする。この極めて希少な爬虫類は、ほぼ10年もの間まったく見つからず、絶滅したのではないかと思われていた。

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 ところが、先頃ある爬虫類学者のチームが、なんと4匹のアルバニーアダーを発見したと発表した。それらは生きていて、健康な状態だった。

 2016年11月に、この久しく目撃されていないヘビを探す遠征隊は出発した。1週間にわたって茂みの中を探し回り、岩を持ち上げ、穴の中を注意深くのぞき込んだ後に、チームのメンバーのマイケル・アダムス氏が、道を横切って這っていく長さ15センチのメスを見つけた。

「あれほど抱き合って喜んだことは、ほかにないと思います」と、この調査をレインフォレスト・トラストと共に行った絶滅危惧野生生物トラスト(EWT)の現場職員、グラント・スミス氏は語る。「文字通り、抱き合って飛び跳ねました」

謎だらけの希少ヘビ

 さらに驚くべきことに、このチームは4匹もの生きたアルバニーアダーを発見した。それでも、1937年にこの種が特定されてから、わずか12の個体しか記録されていないことになる(このチームは、車にひかれて死んだ5匹目のヘビも発見している)。

 この種の生息数は極めて少ないと考えられる。「世界中で最も絶滅に近い種の一つであることは間違いないでしょう」と語るのは、ブライアン・マリッツ氏。彼はこの遠征には参加していなかったが、国際自然保護連合(IUCN)クサリヘビ専門家グループの地域調整官である。

 このヘビにとって、最大の問題は生息地の消失かもしれない。これまでに発見された場所は、わずか数カ所の低木と茂みが入り組んだ小さな区域だけだ。さらに、その生息域が縮小している可能性もある。

「過去には近隣の地域にもいたという記録がありますが、それらの地域では40年以上も1匹も見つかっていないため、その個体群は絶滅したと考えられます」と、南アフリカのウェスタンケープ大学の爬虫類学者でもあるマリッツ氏は述べている。

 採掘、都市化、そして路上で死んでいたヘビがいることからわかるように、車の往来もこの種に危害を及ぼす可能性がある。

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