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「ジダンのローテーションは芸術的」 二冠に近づくレアル監督の手腕をスペイン紙が称賛

5/17(水) 9:58配信

Football ZONE web

C・ロナウドの出場時間率は昨季93%から73%に激減

 ジネディーヌ・ジダン監督率いるレアル・マドリードは、リーガとUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の二冠達成の可能性を残している。充実のシーズンを送る背景には、フランス人指揮官の芸術的なほどの選手起用法にあったようだ。スペイン紙「マルカ」が報じている。

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 レアルの快進撃の裏には、就任2年目のジダン監督の手腕が大いに発揮されているという。とりわけ優れているのは選手のローテーションの巧みさ。例えば、ジダン監督は絶対的なエースとして常にピッチに君臨し続けてきたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドにも、例年以上に休息を与えながら起用している。

 ロナウドは毎年、リーグ戦でほぼフル稼働に近い働きを続けてきた。2011-12シーズンにはリーグ全38試合の約98%に相当する3354分間ピッチに立った。昨季の出場時間も約93%の3183分だった。しかし、今季は昨夏の欧州選手権での負傷により出遅れたとはいえ、プレー時間は2試合を残した時点で2370分と約73%に激減。特に4月に入るとローテーションによる温存が増え、4月2日の本拠地アラベス戦以降、リーガではフル出場とメンバー外を交互に繰り返している。

 ポルトガル代表のゴールマシンは、今季ここまで公式戦43試合で37得点を記録。48試合で51得点を挙げた昨季に比べれば稼働数もゴール数も減ったが、終盤戦で貴重なゴールを連発中だ。バイエルン・ミュンヘンとのCL準々決勝では2試合で5得点、準決勝アトレチコとの第1戦でもハットトリックを決めて決勝進出に大きく貢献。十分な休息を与えられたことで、大一番でのコンディション意地に成功している。

現時点で2500分以上プレーした選手はゼロ

 ローテーションの対象となっているのはもちろんロナウドだけではなく、他の選手にもほぼ均等に休息の機会が与えられている。ここまでレアルのトップチームでは計20選手がシーズン1000分以上のプレー時間を得ている一方で、2500分以上プレーした選手はゼロ。こうした事態は過去に例がなく、クラブ史上初の出来事だという。ジダン監督は選手たちのプレー時間をきっちりと管理し、オーバーワークの選手が出ないように配慮しているようだ。

 選手を積極的に入れ替えながらも競争力を失っていない分厚い選手層、そして指揮官が持つ人心掌握術があってこその芸当だろう。マルカ紙は「ジダンのローテーションはアート」と称賛している。その芸術的なまでの選手起用法で、4季ぶりのリーガ制覇と史上初のCL連覇による二冠を達成できるだろうか。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:5/17(水) 9:58
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