ここから本文です

来日したミチェル・サルガドに聞くジダン、フィーゴ、そして故郷セルタ

5/17(水) 17:30配信

webスポルティーバ

 2000年代のレアル・マドリードで、175cmと決して大きいとは言えない体躯ながら、チームにとって欠かせないピースとして存在感を放ったミチェル・サルガド。右サイドでルイス・フィーゴとコンビを組み、左サイドのジネディーヌ・ジダン、ロベルト・カルロスに引けを取らない攻撃ユニットを形成した。さらにスペイン代表でも、強固な守備で無敵艦隊の一翼を担い、シャビやアンドレス・イニエスタなど後に黄金期を築くメンバーを支えた。

【写真】ジダン、フィーゴらが名を連ねた銀河系レアル

 輝かしい選手生活を終え、現在FIFAの大使を務めるサルガドが、世界各地で活動する「レジェンドチーム」のキャプテンとしてゴールデンウィーク中に来日。神奈川県・海老名市で開催された、株式会社ワカタケが主催する「レジェンドクリニック」で、3日間にわたって約100人の子供たちを熱心に指導した。

 指導中は、ファーストタッチの大切さやスペースを広く使うことの重要性、パスの強度、オフ・ザ・ボールの質など、身振り手振りを交えて子供たちに自らの経験を還元していた。そんな熱血指導を終えたサルガドに、自身の現役時代や古巣レアル・マドリードの現状、レジェンドチームの活動と指導者への想いを聞いた。

***

──サルガドさんは現在、世界中で1500人以上の子供たちの指導をしていますが、日本の子供たちを見てどう感じましたか?

「個々の技術は高いものがありますが、サッカーのセオリーや基本をもっと学ぶ必要があると感じています。特に、スペースの活かし方。ボールを受ける際に人と人との距離が近すぎるため、スペースをいかに見つけるかに重点を置いて指導しました。子供たちの学ぼうとする姿勢は素晴らしく、私自身も高いモチベーションで臨めました」

──今回、レジェンドチームとして日本で初めての活動となりました。今後の日本との関わりについてはどのように考えていますか。

「今回が1回目ということで、いい経験となったと思っています。私がアカデミーに関わる理由としては、自分の経験を世界中の子供たちに伝えたいということが根底にあります。それに同意してくれる『レジェンド』たちにも協力を求めて活動を広めていきたいです。現代のフットボール界は、国境の壁がどんどん低くなっている。いい選手がいれば(レジェンドチームの活動の中心となっている)ドバイやスペインに連れていき、クラブとつなぐ可能性もあります」

──今回のクリニックではジダンを引き合いに出して指導する場面もありましたが、そのジダン監督が率いるレアル・マドリードは、2シーズン連続でCL決勝進出を果たすなど、充実期に入っているように感じます。

「確かに、今のレアルは質の高いパフォーマンスを存分に発揮していて、欧州の舞台で充実期に入っていると思います。しかし、レアルは欧州だけでなく、スペインのリーグタイトルを義務づけられたクラブです。近年では、国内リーグではバルセロナに水を開けられています。仮にCLを獲っても、リーグタイトルを逃せばいいシーズンとは言えないでしょうね」

1/3ページ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Sportiva

集英社

Sportivaムック
4月13日発売

定価 本体1,472円+税

フィギュア特集
『羽生結弦 平昌への道』
■ヘルシンキの激闘
■宇野昌磨、本田真凜ほか