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今季限りでマンCを去るサバレタ、入団した9年前は「エスパニョールにいるような気分だった」

5/17(水) 17:55配信

SOCCER DIGEST Web

敵将の「うるさい隣人」発言に発奮し「もっとうるさくしてやる」

 5月16日(現地時間)、プレミアリーグ第34節(延期分)でマンチェスター・シティはWBAを3-1で下し、来シーズンのチャンピオンス・リーグ出場権の獲得に大きく前進した。
 
 ジョゼップ・グアルディオラ監督をはじめ、チームの関係者が喜び、安堵したホーム最終戦で、主人公になったがパブロ・サパレタだ。彼は契約満了に伴い、9シーズンを過ごしたシティを今シーズン限りで退団することになっており、この一戦がホームでのラストゲームだった。
 
 62分にダビド・シルバに代わって出場を果たし、勝利に貢献した32歳のアルゼンチン代表DFは試合後、チームメイトたちから胴上げを受け、9年間の労をねぎらわれた。彼はこのクラブで、プレミアリーグ2回、FAカップ1回、リーグカップ2回のタイトルを勝ち取っている。
 
『Sky Sports』に対して彼は、「シティでのキャリアにおいて、今が一番辛い瞬間だ」と語り、思い出のクラブとの別れを惜しんだ。
 
「マンチェスターにやって来た時、これほど長くこのクラブにい続けるとは、正直、思いもしなかった。最高の9年間だった」
 
「人生では、時に辛い決断を下さなければならない時がある。自分自身にとって、家族にとって、そしてクラブにとって正しい決断を下したいと思ってきたが、今がその時だと思う。私はマンCを去るが、ずっとこのクラブを愛している」
 
 そんな彼はWBA戦の前、2008年に入団した頃のことを振り返り、当時のシティが置かれていた状況についても語っていた。
 
「最初は、(前所属クラブの)エスパニョールにいる気分だった。自分のクラブが、街のメインのクラブじゃない、という感じだったんだ。マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督(当時)から『うるさい隣人』と言われたことも思い出したよ」
 
 これは2009年、ファーガソン監督がマンチェスター・ダービーで「(ユナイテッドにとって)ライバルはリバプールであり、シティは『うるさい隣人』でしかない」と語ったことを指している。
 
 サバレタは、この自分たちを見下した敵将の言葉に「そんなことを言われる謂われはない。うるさいと言われるなら、もっとうるさくしてやろう! 我々だって偉業を成し遂げられると証明し、ユナイテッドよりも上に行ってやろう、と思った」のだという。
 
 その後、シティは年々チーム力を高めて前述の通り、多くのタイトルを獲得。そして、4年連続でかつての「メインのクラブ」よりも上の順位でシーズンを終えることとなった(サバレタ在籍中は5回)。
 
「シティの歴史において、おそらく最も輝かしいであろう時期に、このチームの一員でいられたことを誇りに思う」と語ったサバレタ。この功労者に対し、今シーズンより監督に就任したグアルディオラは「サバレタは間違いなく、このクラブのレジェンドだ」と称賛した。
 
 長い滞在の時を終え、新たな挑戦を始める32歳。新天地の候補としては、ローマやウェストハムなどが噂に挙がっている。

最終更新:5/17(水) 18:01
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