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韓国・文大統領のイケメンボディガード 実はボランティアだった!

5/18(木) 9:10配信

HARBOR BUSINESS Online

 韓国で、あるイケメンがSNS上で話題になっている。韓国のみならず、日本のSNSでも話題だ。ひいては、アメリカのニューヨークポストまでが彼に関する記事を掲載している。

 彼の名は、チェ・ヨンジェ氏。年齢は36歳(既婚・子持ち)。整った目鼻立ちに、厚い胸板。常に緊張感を身にまとい颯爽と振舞う。一見、映画俳優にも見まがう彼は、韓国第19代大統領に当選した、文在寅(ムン・ジェイン)大統領のボディガードである。

 5月15日、韓国のネットサイト「ウィキツリー」がFBとYouTubeで同時配信している動画に出演した、「共に民主党」のキ・トンミン議員によれば、チェ氏は、大統領選から文氏のボディガードとなり、常に文氏の傍で警護の目を光らせているらしい。

 しかし驚くべきは、キ議員の次の言葉だ。

「彼は、文大統領の正規のボディガードではない。彼は誰かに雇われ文氏の警護に付いている訳ではない」

 そう、彼は自らが進んで文氏のボディガードを買って出ているのだ。警護に関わる費用もすべて自己負担であるばかりか、宿泊や食事に関してもすべて自腹でまかなっている。

 キ議員によれば、チェ氏のようなボディガードは現在5名おり、彼ら全員が同じように自分の意志で、自己負担で文氏の警護にあたっている。

 キ議員は動画の最後で、「彼らのような自発性と熱意を持った人たちが文大統領の周辺にいることで、大統領選を大差で勝利することが出来たのではないか」と分析する。

 ちなみにこのチェ氏が、大統領となった文氏を、正式に今後も警護するかはまだ決まっていない。

◆青瓦台の「外見至上主義」が取りざたされる

 文大統領を警護するイケメンが話題に上っているなか、韓国のネット上では、文大統領の「ルックス覇権主義(イケメン政治)」というネット新語が生まれた。

 そもそも文大統領も韓国では「男前」の大統領と呼ばれている。秘書室長の任鐘晢(イム・ジョンソク)氏も記者会見ごとにチャーミングな笑顔を湛え、朴大統領時代は青瓦台が渡す書面資料にのみ依拠していた記者たちにフレンドリーに接し、「開かれた青瓦台」を記者のみならず、韓国全土の国民にアピールしている。

 そんな中でも、大統領の側近である民情首席に任命された曺國(チョ・グク)氏もイケメン逸話には事欠かない。彼の大学時代の唯一の悩みは「モテたこと」。大学の図書館で勉強していて、トイレに行って帰ってくると、彼が座っていた席には、お菓子や缶コーヒーが沢山置かれていたそう。曺首席は、大学時代、いつも誰かに見られていることがたいへんなストレスだったと明かしている。

 聞く人が聞けば、ただのナルシストな発言であるが、当の本人は意に介すことなくそのようなエピソードを淡々と語るのだから仕様がない。

 連日報道される、新たな大統領の一挙手一投足。利権としがらみに絡めとられた朴槿恵大統領に、心からの侮蔑を送った韓国国民が、文大統領にかける期待は大きい。そして文大統領は、上出来とも言える「パフォーマンス」で、今はその期待に応えている。

 しかし、期待が大きければ大きいほど、失望に転じた時のスピードは速く、底は深い。文大統領の「イケメン政治」が、国益を伴う真の政治であるかは、暫し様子を見る必要があるだろう。

<文・安達 夕 @yuu_adachi>

ハーバー・ビジネス・オンライン