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フリーランスのグラドルが「過激なファンサービス」に走ってしまう心理

週刊SPA! 5/18(木) 16:00配信

 ミスマガジン2004、SKE48/SDN48の元メンバーという経歴を持ち、今は現役グラビアアイドルとして活動しながら、グラドルたちが働くカフェの経営者でもある手束真知子。そんな“二足のわらじ”をはく彼女だから語れる「フリーランスアイドル論」とは……?

⇒【写真】手束真知子

◆過激になるファンサービス「それでもファンがほしい」

 ファンサービスというのは本来、応援してくださるファンの方に感謝の気持ちを込めてサインをしたり握手をしたりするものですよね。「ファンサービスされると嬉しい!」というファン側が“受け身”であるものだったのですが、今のグラビアアイドル界は応援が近くてそれなりにお金もかかるものなので、ファンサービスは“されて当たり前”なものになっているんです。

 だから少しでも「ファンサービスが足りない」と感じるとファンを辞めてしまう人も増えたのも現実で……。そうならないようにグラドルはいっぱいファンサービスをする。フリーランスグラドルの場合はより顕著で、ファンの方との距離を保ってくれるマネージャーがいないため、ファンサービスがドンドン過激になってしまうんです。

 ファンから見ると、ファンサービスは過激なほど嬉しいと思います。過激なほどもっと応援したいと思うものなのかもしれません。

「過激なファンサービスをしてもいいから、1人でも多く会いに来てくれるファンがほしい!」

 フリーランスグラドルも、今ではこう考えているんです。

 グラドルの活動は「集客力」が一番重要で、ファンの方が会いに来てくれるから生計を立てることができる。ファンが少ないからこそ増やしたいし失いたくないんです。

 もちろん、大多数のグラドルは過激ではなく普通のファンサービスをしていますが、ここでは実際に「過激になってしまうグラドル」がどんなファンサービスをしているか、その内容に迫りましょう!

◆フリーランスグラドルの過激なファンサービスの実態

1)常にファンとメールのやり取り

「今日はありがとう!」「次いつ来てくれる?」「今日はこんなプレゼントが欲しいな」など、ブログやSNSではなくメールで直接ファンとやり取りをしているグラドルが非常に多いんです。みんなに向けた「ありがとう!」ではなくてお客さん1人ひとりに直接「ありがとう」を伝える。

 そうすることで特別感が出ますし、次の会話にもつながります。そうして常にずっとファンとメールのやり取りをすることで応援してくれる気持ちを繋いでいるんです。おはようからおやすみまで彼女のようにメールをしているグラドルもいるから驚きです。

2)わかりやすいボディタッチ

 撮影会やイベントではグラドルに触ることはもちろん禁止されていますが、今の過激なファンサービスではグラドルの方からファンにわかりやすくボディタッチするんです。グラドルとファンがツーショットで写真を撮る時に「腕を組む」くらいは序の口で、手をカップル繋ぎにしたり、ハグをしたり、するグラドルもいます。

 スタッフがファンに「触らないでください」というのではなくグラドルに「ファンに触らないで」と注意することもあるんですよ。

3)なんでもあり!な衣装とポージング

 撮影会でもファンサービスは過激になってきています。着てほしい衣装をファンから指定できて、ポージングもなんでもOK! 際どい衣装やポージングも嫌な顔せずやってくれます。持ち込みしたセクシーな衣装で大胆なM字開脚をしてくれるなんてことも。

4)休憩時間もずっとファンサービスをする

 出番や本番が終わってもずっとファンの前から離れずにファンの方と喋る。本番がメインなのかその後のファンサービスがメインなのか、どちらかわからなくなるくらい休憩する時間もなく、ずっとファンとお喋りすることも過激なファンサービスといえますね。

5)ファンの意見をすべて受け入れる

 これからどんな活動をしていくか?どんなキャラがいいか?ファンの意見を全て受け入れて鵜呑みにするのも過激なファンサービスの1つなんです。ファンの人がいいと言ったからやる、ファンの人がこういったからその通りにする、などなど、なんでもかんでもファンに聞いてそのまま受け入れる。

 根本的にそのグラドルが優柔不断なパターンもありますが「自分の意見を聞いてくれたんだ!」と、ファンを喜ばせたいと思って意見を受け入れてしまうグラドルもいるようです。

◆過激なファンサービスが招くフリーランスグラドルのリスク

 ただその一方で、過激になることでグラドル自身が首を絞めることになるリスクがあるんですよ。

 リスクを承知のうえで過激なファンサービスをしているコはいいのですが、よくも悪くも深く考えずただファンのために……と過激なファンサービスをしてしまっている場合は抜け出せない苦悩を抱えることもあります。

 例えば、神対応しすぎて辞め時がわからず疲れてしまうこと。

 一度ファンの方に過度なサービスをしてしまったら毎回ずっとそのレベルのサービスをしなくてはいけなくなり、その対応を辞めるとファンが悲しんだり怒ったり拗ねたりする。

「他の人のところばかり行っていたよね」

「自分の話はつまらないからなんだろうな」

「僕が来ても来なくても君にとってはどうでもいいことなんだよね」

と言われてしまう。“神対応”をキープすることは本当に大変で、それが悩みになってしまうんですね。

 また、メールにボディタッチにべったりトークをしているとアイドルなのにいつの間にか水商売の女のコみたいになってしまう。周りからも「水商売みたい」と言われて叩かれてしまい、頑張りたいという気持ちとは裏腹にマイナスな評判が流れて仕事が来なくなる負の連鎖に悩まされることも。

 一方、ファンの人はなんでも意見を受け入れてくれるから要望がドンドン大きくなっていきます。「以前は聞いてくれたのに今回はダメなの?」という風にエスカレートする。だからこそ「本当はもう辞めたい」「もっと自由にしたい」という本音が言えない状況になってしまうんです。

 ファンサービスが丁寧で手厚いグラドルたちも意外とそのサービスのあり方に悩みを抱えていて、後戻りすることもできずに悩んでいることも多いようです。

 好きな女のコが優しくしてくれるのはとっても嬉しいことではありますが、彼女たちの優しさに甘えたり求めたりせずにいたいものですね。グラドル側の都合のように思うかもしれませんが、そんなファンの方がグラドルから愛されるんですよ。

【手束真知子(てづか・まちこ)】

ミスマガジン2004(原田桜怜名義)、SKE48/SDN48の元メンバー。現在はフリーランスで活動し、秋葉原でお店「発掘!グラドル文化祭」(http://guradorubunkasai.net/)をオープン。店内では水着のグラビアアイドルが♡むぎゅむぎゅ♡してくれるむぎゅパンケーキが新名物として発売中。Twitterアカウント「@machi_pie」ブログ「手束真知子のウマくいく法則」(http://ameblo.jp/machi-pie/)。お店発のユニットのデビューCD「全力!フリーガール」も発売中!

日刊SPA!

最終更新:5/18(木) 16:00

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