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日曜早朝に3万人!日本最大級の朝市

5/19(金) 18:40配信

旅行読売

館鼻岸壁(たてはながんぺき)朝市・青森県八戸市

 “日本最大級の朝市”が八戸市にある。集客は多いときで1日3万人超。2004年にスタートし、例年3月中旬~12月の日曜に開催される。この“まちのようなスケールの朝市”を取材した。

 3月19日、午前5時半に待ち合わせ場所の「漁港ストア」前へ着くと、陸奥湊歓恍協会の宗前マサル(51)の姿があった。2017年の2回目の開催。刻々と明るさを増す広大な岸壁には出店者のテントが列をなし、早くも来場者が群がっている。「日曜未明に現れ、たった数時間で消える日本最大級の朝市です」と宗前が言った。
 八戸港・館鼻岸壁朝市。朝市会場を貫く通りは約800メートルに及び、両側には200を超える出店がひしめいている。場所柄、海産物やその加工品を扱う店ばかりと思いきや、青果物、衣料・日用品などの販売店や飲食店、お好み焼き屋やコーヒーショップなど多種多様な業種が集まっている。以前は中古自動車が売られていたというから驚きだ。来場者のピークは6時~7時台で、9時にはどの店も撤収を始めると聞き、追われるように出店者に話を聞いた。
 まずはサバコロ青年隊のサバコロ(1個80円)。「八戸名物・八戸前沖サバとライスをカラリと揚げたコロッケで5年前から販売。毎回800個ほど売れます」と白川佑希(36)は話す。すかさず宗前が「東日本大震災を機に里帰りした白川さんが、八戸のPRも兼ねて新ご当地グルメとして考案したものです」と説明を加えた。
 「赤いテントのコーヒー店」は名物「カブト虫ようちゅうグミ内臓くん」(1個350円)の制作販売店だ。本体のグミは乳酸飲料味、透けて見える内臓はブルーベリージャム。本物そっくりだ。店主の大下進(62)は「歯科技工士の協力でシリコンゴムの型を手作りして制作しています。小学生の甥っ子たちに作ったのが始まり。早い時間に完売しますよ」と話す。
 さらに宗前が「朝市内で新たな商品開発が行われた、朝市の取り組み方のモデルとなる店」と説明する老舗和菓子店のなかむら製菓。中村久美子(64)は「お向かいの田子にんにく生産者さんとお隣のコーヒー店とコラボレーションして5年前に『黒にんにくコーヒーようかん』(1個250円)を開発しました。テレビで取り上げられて人気商品になりました」と話す。

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最終更新:5/19(金) 18:40
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