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高齢ドライバー問題 「MT車活用」が大きな糸口となるか

5/20(土) 7:00配信

NEWS ポストセブン

 ブレーキとアクセルの踏み間違えによる事故が続いている。高齢者による事故が目立つが、AT(オートマ)車からMT(マニュアル)車へ乗り換えるだけでも、運転に集中しやすいため事故が起こりにくくなるという意見がある。しかし、現実に販売されている自動車をみると、MT車が姿を消し、AT車全盛だ。MT車のシェアはわずか1.6%。そんな中、各自動車メーカーは日進月歩で「事故防止機能」の研究と導入を進めている。

 トヨタの「トヨタ・セーフティ・センス(TSS)」、ホンダの「ホンダ・センシング」など、自動ブレーキを含む安全装備の搭載が順次拡大している。両社では今年度中に、ほぼすべての車にこれらを搭載する予定だという。

 マツダは、レーダーやカメラを用いた「アイ・アクティブセンス」という衝突防止システムを、SUBARUは全方位に搭載した車外カメラで車間距離を自己判断する「アイサイト」の搭載を進めている。

「アクセルとブレーキが違うペダルだから踏み間違いが起こる」という点に注目した新機能もある。

 ナルセ機材の「ワンペダル」は、“後付けパーツ”を取り付けることによってアクセルとブレーキを一体化。足を右にずらせばアクセル、ペダルを踏めばブレーキになる。両方の動作が同時に行なわれるときには、ブレーキ動作が優先されるという。モータージャーナリストの森口将之氏が語る。

「MT車、AT車のドライバーのどちらも、『危険なときにはペダルを踏む』という動作が身に染みついている。『踏む』という動作をブレーキのみに特化させ、アクセルを他の動作に割り当てるのは理にかなっている」

 もし自動運転技術が実現すれば、踏み間違いの心配も無用になるかもしれないが、自動車業界に詳しいジャーナリスト・福田俊之氏は「実現はずいぶん先になるだろう」と予想する。

「まだ完全な技術は確立されていません。政府は成長戦略のなかで『25年をめどに高速道路での完全自動走行を実現させる』と息巻いていますが、技術的な問題のみならず、法整備などの課題も多い」(福田氏)

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