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今、子どもを育てる上で重要なこと4つ

5/20(土) 8:10配信

ライフハッカー[日本版]

Inc.:私たちの教育システムは、20世紀向けに設計されたもので、子どもたちが知識や数字を扱う方法を身につけることに重点が置かれていました。そして、そういった能力を定期的にテストで測り、もし成績が良ければ、良い大学に入学し、成功したキャリアを手に入れ、幸せで順調な人生が保証されたというわけです。

しかし残念ながら、もはやそのような保証は意味のないものになりつつあります。誰もがスーパーコンピュータをポケットに入れて持ち運ぶようになった現在、事実を記憶するとか、筆算するとかいったようなタスクは、ほとんど自動化されています。実際、学校で教えられることで、一瞬のGoogle検索やExcelのスプレッドシートで解決できないようなものはほとんどありません。

教育について改めて考える必要があるのは明らかです。私たちの子どもたちは、現在の世界とはまったくちがう世界と対峙することになるのです。実際、英オックスフォード大学の研究では、現時点で存在している仕事の半分近くが今後20年のうちに自動化されるだろうという結論が出ています。ですから、将来に備えて、私たちはがちがちに画一化された教育システムを別のものへと、つまり、「チームワーク」や「コミュニケーション」、そして「調べる」といったスキルを育む教育へと変える必要があります。

1. 重要な仕事はチームワークでつくられる

従来、学校の勉強は、1人の力でやりきるというのが基本的な考え方でした。生徒は、家で学習するのが前提となっており、予習が済んだ状態で学校に来ることになっていました。テストも、人の助けを借りずに受けるというのが通常でした。もし、友だちのテスト用紙を盗み見たら、カンニングをしたとして、ひと騒ぎになることでしょう。自分の成績は、自分1人でやり遂げることの結果であると教えられてきたのです。

でも、仕事の質がどれだけ変わってきたかについて考えてみてください。高い技術を要する分野では、特にそれが顕著です。1920年においては、たいていの科学論文は、単独の著者によって執筆されていました。しかし、1950年までにそういった事情は大きく変わるようになり、共著が一般的になりました。現在の論文は、昔の論文の4倍の人数の著者によって書かれるのが標準です。また研究内容もより学際的なものとなり、昔の論文に比べ、著者の研究者たちは、ずっと遠距離にいながらにして共同執筆を行うようになっています。

今、重要性の高い仕事はチームで行われるようになっており、仕事が自動化されればされるほど、その傾向はますます加速していくでしょう。未来の仕事は、特定の高度の専門知識や数字の高速処理によって遂行されるのではありません。そして、複数の人間がコラボレーションを行い、機械のために仕事をつくりだすようになるでしょう。

認識能力から社交能力へと、価値が高いとされる能力は変わりつつあります。そのため、休憩時間を重視している教師もいます。しかし残念ながら、そのような学校はごくわずかです。多くの教師たちは、交流や遊びの重要性に無自覚なあまり、生徒に対する罰として、未だに休憩を取り上げるなどということをしているのです。生徒同士の共同作業や遊び、対人関係のスキルについて、学校側はもっと真剣に考える必要があります。

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