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体験発掘希望者、求ム。駿府城跡でお宝発見なるか?  [おとなスタイル]

5/20(土) 9:02配信

講談社 JOSEISHI.NET

今、各所で注目されている江戸カルチャー。江戸は徳川幕府が開かれて以降、日本の中心となり様々な文化が発祥した土地ですが、徳川幕府を語る上で忘れてならないのが駿府(静岡市)です。駿府は徳川家康が将軍職を二代目秀忠に譲った後、晩年を過ごした地。家康は隠居後も大御所として、駿府城から采配を振るったといわれています。そのため、駿府は江戸と並ぶ政治経済の中心の地として大いに繁栄ました。


地理的に京と江戸の間にある駿府は、室町時代は今川家、その後は武田家が治めていましたが、織田・徳川勢力によって武田家が滅びると、徳川家が領有するように。以後、徳川家の領地として繁栄を続け、徳川幕府が滅び江戸城を開城した後は、最後の将軍徳川慶喜の養嗣子田安亀之助(後の徳川家達)が、駿府藩主として移り住みました。

江戸城をしのぐ大きさといわれた天守台があったともいわれる駿府城は、火災によって大半を焼失。一部は再建されたものの、天守は再建されないままに。
明治2年に江戸が東京、駿府が静岡に改名され、廃藩置県によって徳川家達は静岡から江戸に移り住むことになり、徳川家による駿府領有は終焉を迎えます。
栄華を誇った駿府城の跡地は静岡市によって公園として整備され、「駿府城公園」になり、今に至っています。

この駿府城跡地の天守台発掘調査が、徳川家康没後400年にあたる昨年の8月から開始されました(2020年2月まで実施予定)。2016年8月からの調査員による発掘調査において、高さ最大約5.6m、南北約68mの天守台の石垣が出現! 絵図によると駿府城の天守台は南北66mあったと記録されていましたが、実はそれよりも長いことが判明しました。また、古銭や刻印が刻まれた瓦など、江戸時代の出土品が発見されているとか。
そして、初の駿府城の天守台大型調査が行われることになりました。そこで、通常は専門家で行われるこの調査を、今年初めて20日間限定で一般の方も発掘を体験することができることに! 
発掘のほか、瓦の拓本まで体験できる機会は、そうそうあるものではありません。体験は事前申込制なので、チャレンジしたいという方は、是非応募してみてくださいね。もしかして、とんでもない秘宝を発掘できるかも!?
また、今調査の様子は体験日以外でも見られるように見学ルートが整備され、毎日公開されているそうなので、「体験まではちょっと…」という方はこちらで是非。

●体験発掘の詳細は静岡市歴史文化課へ