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【派遣女子・更新なし】進学校で落ちこぼれ、大学で引きこもりからニート化。大学中退が就活の足かせに

5/20(土) 13:00配信

Suits-woman.jp

パートやアルバイトというような非正規雇用が増え続けている現代。いわゆるフリーターと呼ばれているアルバイトやパート以外に、女性に多いのが派遣社員という働き方。「派遣社員」とは、派遣会社が雇用主となり、派遣先に就業に行く契約となり派遣先となる職種や業種もバラバラです。そのため、思ってもいないトラブルも起きがち。

自ら望んで正社員ではなく、非正規雇用を選んでいる場合もありますが、だいたいは正社員の職に就けなかったため仕方なくというケース。しかし、派遣社員のままずるずると30代、40代を迎えている女性も少なくありません。

出られるようで、出られない派遣スパイラル。派遣から正社員へとステップアップできずに、ずるずると職場を渡り歩いている「Tightrope walking(綱渡り)」ならぬ「Tightrope working」と言える派遣女子たち。「どうして正社員になれないのか」「派遣社員を選んでいるのか」を、彼女たちの証言から検証していこうと思います。

☆☆☆

今回は、都内で派遣社員として働いている佐藤香織さん(仮名・24歳)にお話を伺いました。香織さんはボサッとした黒髪に、少し白髪が混じっています。伸ばしっぱなしの髪をおくれ毛が飛び出した状態で後ろに1つに結び、セーラー襟の薄いパープル色のカットソーに、白いシフォンスカートを合わせていました。足元の薄いピンク色のパンプスは、うっすら汚れている様子。目元には黒ぶちの眼鏡を合わせ、かさついた唇やささくれの目立つ指先は、不健康そうな印象を受けました。

「資格マニアで、もうすぐ10個目の資格を取ろうと思っているんです」

真面目そうな雰囲気の彼女ですが、恋愛はどうなのでしょうか。

「実は、ずっと彼氏がいないんですよ」

“まだ一度も正社員で働いたことがない”、と言う香織さん。そんな彼女に、どうして派遣で働いているのか聞いてみました。

香織さんは群馬県の出身。地元の企業に勤めていたサラリーマンの父と、臨時職員として役所で働いていた母のもとで育ちました。

「両親が高齢出産で生まれた一人っ子だったので、凄く過保護に育てられたんですよ。洋服とかも高校生になっても、母親と買いに行っていました。休みの日は、誰とどこに行くか母親に許可を取らなきゃならなくて窮屈でしたね」

小中と地元で過ごし、伝統ある進学校に合格をします。

「中学に入ると、塾に通うようになり勉強はきちんとしていました。高校は公立の女子校に進学しました」

厳しかった母は、勉強だけではなく、友人づきあいにも口をはさんできたと言います。

「高校時代も、受験勉強に影響するからと母に言われて……。1年生の時だけ部活に入っていたのですが、2年生で辞めました」

しかし、高校に入学してから、成績が伸び悩みます。

「大学は、いわゆるMARCHと呼ばれるレベルの大学を目指していたのですが、落ちてしまって。結局、浪人しないで受かった大学に進学したのですが、ずっと母親から“高校時代、いったい何をしていたの?”ってしばらく言われていましたね」

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最終更新:5/20(土) 13:00
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