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村田諒太の疑惑判定 敵陣営は「勝利は明確」と強弁「ムラタはダウンしなかっただけ」

5/21(日) 17:58配信

THE ANSWER

まさかの判定負け、相手側は地元紙に正当性を主張「エンダムの勝利は明確だ」

 ボクシングのWBA世界ミドル級王座決定戦12回戦が20日、有明コロシアムで行われ、ロンドン五輪金メダリストで同級2位の村田諒太(帝拳)が、同級1位の元世界王者アッサン・エンダム(フランス)に1-2で判定負け。ダウンを奪い、優勢とみられていたが、“疑惑の判定”で黒星を喫した。

【画像】“疑惑の判定”渦中の2人は笑顔…一夜明けエンダムと2ショットを掲載した村田諒太のFacebook

 世界各国のメディアが判定に疑問を呈し、WBAのヒルベルト・ヘスス・メンドサ会長も「私のつけたスコアでは117-110でムラタの勝利だった。まず第一にリョウタ・ムラタと帝拳プロモーション、日本のボクシングファンに謝罪します」とSNS上で異例の謝罪文を発表する事態になった。しかし、エンダムの勝利は「明白」と主張する人間がいる。

 エンダムのプロモーターのセバスチャン・アカリース氏だ。母国フランスの地元紙「レキップ」で疑惑の声に必死の反論を展開している。

「アッサン(エンダム)の勝利は明確だ。アッサンは最も積極的だった。一度はダウンしたが、多くのパンチを放った」

 大物プロモーター、ミシェル氏を父に持つエンダム陣営のプロモーターはこう主張したという。さらに、繰り返してエンダムの優位性を力説している。

「フランス人はより積極的だった」…地元紙は明らかに自国寄りの報道展開

「ムラタもパンチを受けていた。ただ、ダウンしなかっただけだ。とても僅差の試合だったが、アッサンの勝利は明確だ。なぜなら、彼は12ラウンドのうち、7回取ったからだ」

 アカリース氏は手数で上回り、7ラウンドでポイントで勝ったと強弁している。

 記事では「ムラタは印象に残るパワーを発揮したが、フランス人はより積極的だった」と記しており、各国メディアの報じる「疑惑の判定路線」とは異なり、レキップ紙は明確に自国王者寄りの報道を展開していた。

 村田自身は試合後に「勝ってた負けてたはジャッジの仕事なんで、受け入れるしかありません」「それがアスリートの役目かと思っています」などと自身のFacebookでつづり、一夜明けた21日はエンダムと2ショット写真も掲載。「大切なことは、2人がベストを尽くしたこと、日本に来てくれて感謝していると伝えました」と感謝を述べた。

 フランスとしては正当性を主張しているエンダムの勝利だが、本人にとっては両者がリング上で死力を尽くして戦い合ったことが最も重要だったようだ。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:5/21(日) 18:03
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