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【月曜が憂鬱でない人々】毎日全員でランチを作って食べるIT企業「ボノ」

5/21(日) 12:10配信

@DIME

日本には、休日明けの月曜が嫌いな人が多すぎる……。その現状を改善するため、月曜日を楽しくしたい人のコミュニティ「月曜クラブ(通称:月ク)」が立ち上がりました。この連載では、月曜日の憂鬱を減らし、一週間を楽しく過ごす方法を研究、紹介していきます。

【写真】毎日全員でランチを作って食べるIT企業「ボノ」

今回は、ランチタイムに立派なキッチン付きオフィスで毎日美味しいランチを作ってみんなで食べている会社があるという噂を聞き、お話をお伺いしてきました。ボノ株式会社の代表取締役、横山貴敏さんへのインタビューです。

-御社は総勢7名の会社ということですが、皆さん月曜でも出社することが好きなんですか? 今日は全員揃っているとのことなので、月曜が好きな人は挙手してみてください。

-1人は、好きじゃないんですね(笑)。でも、IT企業の仕事って大変そうなのに、みんな月曜でも会社に行くのが好きというのはすごいですね。

横山:うちはIT企業というより、コミュニケーションをデザインする会社です。メールやSNSなどのシステムも人間同士のコミュニケーションを円滑にするための手段として必要ですが、僕らはITだけでなく、人が人を直接支え合うアナログなコミュニケーションの仕組みも重要という考えにたどりついて、それを様々な地域で実現しようとしています。

-具体的にいうとどんなビジネスなんですか?

横山:例えば「コミュニティナース」というプロジェクトを立ち上げました。看護師という職業は、普通は病院にしかいませんが、病院に行かなくても地域の中で病気や健康のことを気軽に相談できるナースを育成して、実際に活動できる仕組みづくりのお手伝いをしました。ビジネスモデルで言うと、地域で働きたい看護師を全国から募集し、コミュニティナースに来て欲しい地域を紹介する事に対して行政から対価を頂いている形です。

-なるほど。

横山:生活のデザインは時代とともに変化します。たとえば最近の高齢者介護問題も、昔は家族が同居してカバーできていたのに、核家族化が進んだことで難しくなってきています。僕たちは今の時代に合わせたコミュニケーションの仕組みを提案し、適切なコミュニティを作る。以前はITだけのアイデアに頼っていたのですが、リアルなところでもやりたいという想いがずっとありました。

-御社は、毎日社員みんなで協力してランチを作っていると聞きましたが、なぜそのようなことをしているんですか?

横山: 3年前に「我楽田工房」というキッチン付きオフィスを立ち上げたのですが、オフィスと言うより、様々な人が集まる場所として、ここを作りました。まず自分たちが幸せなコミュニティにいなければ、外のお客様の幸せなコミュニティなんて作れるはずがありません。ランチは当番制で、毎日2人が12時位からメニューを考えて買い出しに行き、料理をして、皆で食べて、片づけて、13時半くらいから午後の仕事を始めます。目的は、社内コミュニケーションを円滑にすることもありますが、お客様との打ち合わせも、時間が合えばランチタイムに来ていただいて一緒にご飯を食べながら話しています。これにより距離が近くなって、「取引先」というより、仲間になっていくことが多くあります。来てくれたお客様同士がつながることもありますし。

-ランチは、社員の働きがいや幸福を考えてのこと、というわけではない?

横山:そういう意識ではないです。社内外という隔てなく、皆に集まってほしい。そうしたことで社員も会社での毎日を楽しんでくれている感じです。全員料理の腕前は相当なものになっていますし(笑)。たまに、失敗料理ができて、「何コレ!(笑)」とキャーキャー言うこともありますが、そういうときの方が楽しかったりします。結果的に僕たちは、会社というより、「7人の家族」になっています。

-「仕事が忙しくて食べる時間がもったいない!」と言ってパンで済ます人も多いと思うのですが、ランチに正味1時間半くらいかけても、時間は気にならないんですか?

横山:朝礼や会議をランチに置き換えているだけです。

-なぜこのような会社作りに行きついたのですか?

横山:僕自身いろいろなキャリアを歩んできた中で、仕事環境が良くなかったことや、いわゆる自転車操業になったことなど、いろいろありました。でもそれは強い組織とは言えないと思います。今の僕たちは「ボードデザイン」をしています。ボードデザインとは、社内外のみんなが円卓を囲んでモノ・コトづくりをすること。お客様や専門家だけでなく、ファンも含めて、全員がボードメンバーになります。ボードメンバーとは、同じ船に乗るメンバーの事。穴が開いたら沈んでしまうので、全員が自分事として考え、行動します。その中で、個々がやりたいことが生まれ、それをやれることで、働きがいが生まれているのだと思います。

-では、このような良い組織やコミュニティを作っている横山さんから、「月曜日に会社に行くのが憂鬱」と言っている多くの方々に、何かアドバイスを頂けますか? 

横山:確かに難しい問題ですよね。参考になるかわかりませんが、私が行きついた、迷った時の行動指針マップがありまして。

横山:このようなマップなのですが、ポイントは、まず何でも「やりたくない」か「できる」のどちらなのかで判断して行動し始めることです。「やりたくない」の反対が「やりたい」じゃないのは、やりたいことはない人もいるし、見つからないこともあるからです。「できる」ことは、ある程度やりたいことなんです。まず、できることをやる。やりたくないことはしないのが基本です。そこから逃げられない人もいると思いますが、やりたくないことを続けなくてもよくなるように、できることを探す。小さいことでもいい。そうすれば月曜も、今よりほんの少しだけ楽しくなるかもしれません。

-なるほど。私もこのマップ、活用してみます。

横山:我楽田工房では、地域の生産者や都内のこだわりのお店、消費者などがあつまり、地域発の商品・サービス開発・ブランディング・こだわりのお店での販売まで手がける「みんなでつくる、うれしいモノコト会議」を企画しています。誰でも参加できる場なので、ご興味のある方は気軽にご参加ください。

【月曜クラブ イベント告知】
「どうすれば月曜が憂鬱じゃなくなるかライブ ~月曜が好きな奴ら vs 嫌いな奴ら」
日時:2017年5月29日(月) 開場:18時半 開演:19時
会場:Yahoo! LODGE

月曜大好き!と豪語するビジネスマン達が登壇し、客席の月曜嫌い人間たちとトークバトル!!
7つの曜日の中で圧倒的に人気のない月曜日。休み明けの月曜が毎週憂鬱で、何とかしたい!という切実な人達の目の前に、「自分は月曜が大好き!仕事が楽しくて、待ち遠しいです!」という幸せで前向きな奴らが颯爽と現れる。果たして両者は分かり合えるのか?一体どうすれば、月曜日の朝、楽しく出社できるのか?「月曜」について激論するトークライブ!

参加費:1,500円(軽食、飲み物付き)

参加方法:月曜クラブFacebookページをいいね(フォロー)し、該当する5/29イベントページの「参加予定」ボタンを押してください。月曜が嫌いな人も、好きな人も、ご来場お待ちしております!

話し手プロフィール
横山貴敏

筆者プロフィール
高橋晋平

@DIME編集部

最終更新:5/21(日) 12:10
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