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歴史ロマンあふれる琵琶湖のほとりで新たな“闘い” 滋賀でキャッチボール競技

5/22(月) 12:07配信

オーヴォ

 日本一大きな琵琶湖は、数々の歴史の舞台になった地域でもある。春風亭昇太師匠のような城好きなら、琵琶湖畔沿いの安土城や坂本城などがすぐ頭に浮かぶかもしれない。

 安土城はいわずとしれた織田信長の城。坂本城は、有名な「本能寺の変」(1582年)で主君・信長を討った明智光秀の築城だ。2つの城は大きな琵琶湖をはさみ合う形で建っていた。

 光秀の坂本城は「城内に琵琶湖の水を引き入れた、いわゆる水城」だったと、びわ湖大津観光協会のホームページに記されている。城内で茶会を終えた茶の湯の師匠が、船で対岸の安土城に向かった記録もあるという。利休をはじめ当時の茶人は武器を扱う「政商」でもあり、多くの軍需物資が湖上を行き交ったことだろう。本能寺の変の混乱の中で、2つの城は焼け落ちる。

 光秀の子孫である明智憲三郎氏が著した「本能寺の変 431年目の真実」では、安土城に火を付けた実行犯は服部半蔵らの伊賀者。命じたのは本能寺の変に一枚かんでいた徳川家康と推測している。琵琶湖だけが“知っている”歴史の真相がまだまだ埋もれているはずだ。

 そんな歴史ロマンあふれる琵琶湖の両岸をつなぐ「琵琶湖大橋」。東の入り口、滋賀県守山市の守山市民運動公園グラウンドでは5月6日、「キャッチボールクラシック2017滋賀大会」(日本プロ野球選手会主催、滋賀県軟式野球連盟共催、エイブル・トンボ学生服・パテックスなど協賛)が開かれていた。およそ300人の小学生が、快い湖風を浴びながら、回数を競うキャッチボール競技に興じた。

 32チームが参加し、2分間でキャッチボール回数を競り合った。優勝は103回の近江富士ボーイズSS。2位は八幡シャークスSS(100回)、3位は葉山東スピリッツSS(98回)。

 もしかしたら、笑顔いっぱいの子どもたちの中には、戦国武将の末裔もいくらかいたかもしれない。琵琶湖は今後、キャッチボールという新たな“闘い”の証人になっていくことだろう。

最終更新:5/22(月) 12:07
オーヴォ