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スーパーマーケットから見えてくる超消費社会アメリカ

5/22(月) 12:11配信

Wedge

(2016.4.6.~5.21 45日間 総費用47万円〈航空券含む〉)

日系スーパー“MITSUWA”(ミツワ)は高嶺の花

 4月7日(木)。前夜に韓国の仁川空港からシカゴ・オヘヤ空港に到着。ルート66の起点であるシカゴ市内中心部に行く前に宿泊したモーテルの隣にある日系スーパーのミツワを覗いてみた。

 米国では大都市近郊には日本食品店が必ずある。本来日本人駐在員家族向けであるが最近では日本食ブームにより醤油、豆腐などの食材を買い求めるアメリカ人も多いからである。ミツワは日本の郊外型スーパーと同じくらいの大規模店舗だ。

 価格は納豆、豆腐、練物などは日本国内の二倍弱、日持ちのするカップヌードルや調味料類は日本国内価格の150%くらいか。レンコン、タケノコなど日本から輸入したと思われる野菜類は三倍超。レタス、キャベツ、ニンジンなどの現地産野菜でも日本より相当割高である。

 意外だったのは寿司、ラーメン、そば、トンカツ、お好み焼きなどのカウンターが並んだオール日本食の大きなフードコートであった。値段は日本の倍以上であるが繁盛しているようだった。

 結局コスパ的に満足して購入したのは9ドル弱のカリフォルニア産の日本酒“大関”1リットル瓶だけであった。ちなみに醤油や日本酒の現地生産は40年以上も前から始まっている。

ウォルマートはオジサン二人の“生命線”(lifeline)

 ルート66を走り始めてから数日もしないうちにレストランで食事をするのは法外な出費となることを思い知らされた。ガソリンスタンドに併設されているファーストフードですら一番安いホットドッグが3ドルもする。フレンチフライと飲み物を付けると税込み7ドル以上だ。

 自衛策として食料品をスーパーで買って三度三度の食事を摂ることになった。そのためほぼ毎日スーパー詣で。なかでも一番お世話になったのが全米最大の総合スーパーのウォルマートだ。豊富な品揃えとリーズナブルな価格は大変有難かった。毎日午後宿泊する町に到着すると先ずウォルマートを探した。

 慣れてくるとコスパ優先で選ぶ商品が次第に固定してくる。不滅の定番はキャベツ、レタス、ニンジンなどが入っているカット野菜。一袋70セントで2人分の夕食、朝食の2回分のサラダになる。また現地生産のカップ麺はチキン醤油味、トムヤムクン風味、カレー風味の三種類があり通常は1つ70セントであるがセール特価では50セントであったので定番に。

 缶詰類も定番でありニューイングランド風クラムチャウダーは一缶1ドル程度なので頻繁に購入。缶詰では魚介類もお得感があった。定番のツナ缶の他にイワシ、牡蠣、ムール貝も評価できた。さらに缶詰ではビーフシチュウ、ポークビーンズも2ドル以下でコスパ的に優れものだ。

 肉類では圧倒的にグリルで焼いているチキンが安く一羽で3ドル半~5ドル弱。味付けも塩コショウ、レモン&ハーブ、ピリ辛ソースなどバラエティー豊か。またフライドチキンもスーパーの特売の目玉商品である。

 またウォルマートのアルコール売場はワインの低価格帯の品揃えが良く1リットル以上の大瓶で購入してモーテルに到着すると冷蔵庫へ直行。ビールは地域で価格が異なり概してバドワイザーが高く、クワースが比較的安かった。また瓶入りは缶入りより15%くらい割高であった。

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最終更新:5/22(月) 12:11
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