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旅行広告「絶景の部屋」「癒やしの温泉」写真に要注意

5/22(月) 17:01配信

マネーポストWEB

 旅行しようと思い立った際、手頃な格安ツアーを紹介する新聞広告は役に立つ。だが、いざ旅立つと「美術館の入場料は含まれていません」など、別料金が何度も発生するなど思っていたような楽しい旅にならないことも。広告は利用者にとって掘り出し物が見つかる一方、騙されることもある。本当にお得なツアー旅行を選ぶため、国内旅行、海外旅行の順に注意すべきポイントを紹介していく。まずは国内旅行ツアーからだ。

■「豪華な料理」「絶景の部屋」「癒しの温泉」の写真はあくまで“イメージ”

 広告に添えられた数々の写真は旅行気分を高揚させるが、実際の料理や部屋と明らかに違うことがある。

「旅行業界内の指導では、最低でも広告の1か所に『写真は全てイメージ』と記載すれば良いことになっています。だから、現地に行っても写真と全く違うことも少なくない。『〇〇の季節の写真』『〇月〇日撮影』など細かな情報を提示している会社は信用できる」(ある旅行会社社員)

■客室は本当は“自由”に選べない?

「プラス〇円で客室を選べる」「アップグレードできる」などの文言も用心すべきだ。

「実際には客室の選択肢が少なかったり、料金を上乗せするほどの価値がない部屋も多い」(同前)

 言葉が通じない土地に行く不安もあって、広告の説明を鵜呑みにしがちな海外ツアー。しかし、海外こそ見落としてはいけないところが多い。

■「出国時間」「現地出発時間」で満足度は大きく変わる

 海外の格安ツアーは格安航空券の利用が多くなる。「値段が安い分、日本からの出発が午後、現地出発時間が午前という便も多い。すると旅行先の滞在時間が短くなり、同じ滞在日数でも満足度が低くなる」(海外旅行ツアー専門業者)

1時間で十分な場所を2時間かけて回るツアーも

■「燃油サーチャージ不要」の本当の意味

 マイレージが貯まり、航空チケットを無料でゲットしても別途費用として発生する燃油サーチャージ。これが「不要」となれば、お得感が高まるが、その分のデメリットもある。

「サーチャージ不要を強調するものはLCC(格安航空会社)を利用するツアーがほとんど。LCCは安い代わりに手荷物の預け入れ制限があり、大きめのトランクを預けただけで追加料金がかかってしまう。かえって損になることもあります」(同前)

■「あえて時間をかけてゆっくり回る」ツアーの意味

「旅行者のため」を考えているように見えて、実は旅行会社側の都合だったというケースがある。旅行会社が経費削減のために、わざとゆっくり滞在させるのだ。

「1時間あれば十分に回れる場所を2時間かけて回るツアーもある。暇な時間ができ、払った料金に見合わないこともある」(同前)

■韓国・中国ツアーは「お土産めぐり」を強要される

 近場で大人気なのが、中国や韓国への旅だ。だが、ツアーでは、「観光客が訪れた土産店が、紹介した旅行会社にキックバックする」システムをとっているところが多い。

「到着後の日程に早速『免税店や土産店に寄る』とあれば注意したい。何軒もの店を連れ回されてろくに観光できないケースがある」(同前)

※週刊ポスト2017年5月26日号

最終更新:5/22(月) 17:01
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