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香川、バス爆発事件の“あの時”感じた恐怖を語る「本当身近に危険がある事を実感」

5/22(月) 7:20配信

フットボールチャンネル

 現地時間20日にブンデスリーガ第34節の試合が行われ、ドルトムントはブレーメンと対戦し4-3の勝利をおさめた。この試合後、ドルトムントに所属する日本代表MF香川真司が、4月11日に発生したバス爆発事件の“あの時”、ドルトムントのバスの車内で起きていたことなどを、21日に自身のブログで明かした。

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 4月11日、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグの試合が行われる会場へ向かうため、ドルトムントの選手たちはチームバスに乗ってホテルを出発。その瞬間、バスの近くで爆弾が爆発した。この爆発によりバスの窓ガラスが割れ、マルク・バルトラが負傷し病院に運ばれている。

 香川は最初に「本来であればしっかり自分の声で伝えるべきかもしれません。どのように伝えればいいか悩みました」と語りながら、4月11日モナコ戦チームバスが襲われた件について語り始めた。

「僕は朝クラブハウスに集合してその後ホテルへ移動。いつも通りの流れで試合に臨む予定でした。音楽を聴きながら、部屋を出てロビーを通りバスに乗る。だいたい同じ場所に座ります。真ん中くらいかな。この試合僕にとっても楽しみな試合でした。チャンピオンズリーグ、過去から考えてもこの大会で結果を出せていない。コンディション的にもメンタル的にもその時期は充実してきていました。だからこの試合は、僕にとって大事な試合でした。。食事を取って、Mtgをして、音楽を聴きながらバスに乗る。皆が揃ったのでいつも通りバスが出る。出て100メートルぐらいかな。大きな音が鳴りました」と、爆発が起きるまでを説明。

 続けて「びっくりというか、何が起きたか? その時はよく分かりませんでした。爆発? なに? その時は、銃でバスが撃たれたと思いました。みんながバスの座席下にしゃがみこんで。逃げろ! 早くバスを出せと叫んでるんです。僕らの中では、銃弾で打ち込まれ誰かに襲撃されるような。そんな感じで、僕は気が動転して何も言葉を出せず。何もできず。しゃがんでいたので、何が起きているのか? 怖くて。そんな中早くバス出せって!! 後ろから選手の声が聞こえてきました」

「100メートルぐらい進み、そこでバスが止まりました。後ろを見ると、バスのガラスが割れて飛び散り、マルクがうずくまり。僕も皆も呆然。その後警察が来て、車が数台来てその車に乗りスタジアムに移動。車の中では言葉も出ず。頭の中には先ほどの大きな音とバスの中の情景だけが残りました」と、爆発が起きた瞬間の車内の状況について詳しく語っている。

 その時の恐怖心が消えることはなく「次の日に試合が行われる事を聞きましたが、僕は頭の中で試合をするイメージが出来なかったです」と、事件後翌日に延期試合が開催されたが、心境としては試合どころではなかったことを明かした。

 この体験を通じて「今まで戦争や、テロというのは自分にとって遠いイメージがありました。でも今回このような事が起きて他人事ではなく本当身近に危険がある事を実感しました」と、気持ちの変化があったという。

 そして最後に「綺麗事かもしれません。ただサッカー選手として、一人の人間として、世界中の子供達にとって安全な世の中であって欲しいと本当に思います。昨日の試合で、マルクと共にプレーする事が出来て本当に良かったし、復帰出来た事が本当に嬉しかったです」と語っている。

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