ここから本文です

バンクシーの新たな壁画はブレグジットがテーマ

5/23(火) 6:40配信

エスクァイア

Banksy

 2017年5月7日(日)の朝のことです。英仏海峡に面したイギリス・ケント州の港町ドーバーに。

 フェリーターミナルにほど近い道を運転するドライバーたちは、覆面アーティストとして名高いあのバンクシーが描いた新しい壁画を目の当たりにすることとなったのでした。 

  作品は英国のEU脱退、通称“ブレグジット”をモチーフにしたもの。ちなみに“ブレグジット”とは、 英字では“Brexit”になります。英国が欧州連合(EU)を脱退することを意味し、Britain(英国)とExit(離脱)を組み合わせた造語になります。
 
 脱退するかどうかの是非を問う国民投票が2016年6月23日に行われたわけですが、離脱が51.9%、残留が48.1%という僅差で離脱支持が多数となりEU脱退を決定したことは皆さんもご存じでしょう。で、いまはどんな段階なのか? 
 
 2017年3月29日にテリーザ・メイ英国首相は、EUに対して正式に離脱するためのTEU第50条(2009年に発効した欧州連合(EU)についての基本条約であるリスボン条約の第50条。加盟国の離脱について手続きを定めています)を発動しました。正式に離脱するには、もう少し時間がかかりそうです。
  
 話は戻りますが、バンクシーのこの作品では、ひとりの作業服姿の男性がEUの旗に描かれた12個の星のうちのひとつを、ノミと木槌で削り取り、そこから亀裂が旗全体に走っている様子が描かれています。バンクシーお得意の社会的メッセージと風刺がしっかり詰め込まれているわけです。 
 
 こちらの作品は一晩のうちに出現しました。当初からバンクシーのスプレーアートではないかと推測されていましたが、バンクシーの代理人はその後、「インディペンデント」誌に彼の作品だと正式に認めた。そしてバンクシー本人も自身のインスタグラムアカウントに、この作品の画像をUPしています。

ESQUIRE JP

最終更新:5/23(火) 6:40
エスクァイア

記事提供社からのご案内(外部サイト)

エスクァイア

ハースト婦人画報社

2016年10月発売号

価格1200円

1933年にアメリカで誕生した
ハイエンド・ファッション雑誌です
ファッションやライフスタイルにとどまらず
アート、カルチャー情報などを届けます