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現役世代が思うほど老後の生活は甘くない?60代の8割が退職金の受給額に不満

5/23(火) 7:22配信

@DIME

自分が定年した時、退職金や年金がどれくらいもらえるのか、正確に把握している人はどれくらいいるのだろうか。三井住友アセットマネジメントが昨年、全国の20代から60代の計1200名を対象に、『老後生活資金と退職金』に関する意識調査を実施したところ、20代から50代の世代が抱く老後生活資金に対する認識と、60代が実感している老後資金への認識に大きな差があることがわかった。

【グラフ】現役世代が思うほど老後の生活は甘くない?60代の8割が退職金の受給額に不満

■男女問わず全世代が老後に不安を感じている

20代から50代までの男女に、老後の生活に不安があるかどうか聞いたところ、全体の約8割が「老後生活に不安を感じる」と回答。自分が老後を迎えた時に、「安心して健康的な生活ができない」と思っている人も約7割という結果になった。老後の生活に不安を感じる理由としては、「年金が受け取れるのか」「年金受給年齢が引き上げられるのでは」や、「今の生活が精一杯なので老後の生活準備ができていない」といった意見があった。

更に、退職後の生活水準についても、現在より「下がる」と思う人が約8割、「上がる」と思うと答えた人は1割にも満たない結果に。50代男性においては約9割の人が「下がる」と回答し、老後生活に対して不安を覚えていることがわかる。

■20代~50代にも“自分で老後に向けた対策をしなければ”という意識

退職後の生活水準が下がると答えた人に対し、公的保障で対策をするべきなのか、自助努力での準備を行なうべきなのかを聞くと、約65%の人が自助努力での準備を行うべきと回答した。一方で、ご自身で行うことができる対策はなにかを聞いたところ、「貯金・節約」が最も多い約42%となったが、約34%の人が「具体的な対策の方法がわからない」と回答。

■20代~50代が思う老後生活資金…400万円も足りていない!

老後に不安を覚える理由は「金銭的理由」が約8割と圧倒的で、内訳は1位が「老後資金の貯蓄」、2位が「年金の支給額」、3位が「現在の収入への不安」だった。

そんな、金銭的不安が大きい20-50代に対して、仮に60歳で退職となる場合、その後の生活資金として公的年金・退職金以外に自分で用意するべきだと思う資金について聞いた所、平均すると「約2900万円」という回答だった。しかしその一方で、実際に退職した60代が必要と考える金額は「約3300万円」という結果に。実際に老後を過ごす人と現役世代の老後資金についての認識は、約400万円の差があり、現役世代の認識が甘いことがわかった。

■20代~50代で実際に金銭面の準備をしている人は少ない

更に、20代から50代までの全員に、現在老後生活に向けて金銭面で準備を行なっているかを聞いたところ、「準備をしている」人は全体で約3割程度にとどまり、老後生活目前の50代に関しても、「準備をしている」という人は約4割と半数以下という結果になった。

■60代は退職金への満足度が低く35歳から準備をすべきとの声

一方で現在退職金を受給した60代は、どういった生活を送っているのだろうか。自身が受け取った退職金についての満足度を聞くと、「十分ではない」「足りない」という人が約8割と、多くの人が満足していなかった。そんな状況をふまえ、老後生活に向けて何歳から金銭面での準備を進めるべきか聞くと、「30代から」「40代から」という声が多く、平均すると約35歳からの準備がおすすめ、ということがわかった。

■資産運用をしている人は老後生活の満足度が高い結果に

現在の老後生活について、満足しているかを聞いたところ、全体では約7割の人が「満足」と答えた。この結果を、資産運用をしている人としていない人に分けて見てみると、資産運用をしていない人は約4割が「満足していない」と回答。資産運用をしている人の1.5倍近い人が不満を抱えていることがわかった。

では、金銭面についてはどうなのだろうか。退職後の生活資金が賄えているか、という質問に関しては、資産運用をしている人は約8割が「賄えている」と回答しているのに比べ、資産運用をしていない人は半数以上が「賄えていない」と回答した。さらに、賄えていると答えた人と、賄えていないと答えた人の差を探ってみると、生活資金を「賄えている」と答えた人の約7割強は、退職前から金銭面での準備を進めており、一方「賄えていない」と答えた人は約3割しか準備を進めていなかったことがわかった。

更に、20代~50代の約8割が「下がる」と答えていた、生活水準については、資産運用をしていない人は約6割が「下がった」と答えたのに比べ、資産運用をしている人は半数以上が「変わらない」と回答した。これらの結果から、退職前の金銭的事前準備や、資産運用の有無などが、老後生活の充実に大きく影響していることがわかる。

【調査概要】
調査対象:全国の20代-50代 男女各100名 合計800名/全国の退職金を受け取った60代男女各200名合計400名
調査方法:インターネット調査(調査会社の登録モニター活用)
調査期間:2016年3月11日~3月13日
調査会社:三井住友アセットマネジメント

文/編集部

@DIME編集部

最終更新:5/23(火) 7:22
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