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片腕に装着して海中を遊泳するスキューバ・シュノーケリング用品『SCUBALEC』

5/23(火) 8:10配信

@DIME

行楽シーズンが目の前にやって来た。

冬が好きな人もいるはずだが、やはり気温が上がると気分も高揚する。そして暑い時期の行楽と言えば、やはり海だろう。

【写真】片腕に装着して海中を遊泳するスキューバ・シュノーケリング用品『SCUBALEC』

あと2ヶ月もすれば、青い海に飛び込むシーズンが到来する。その前に、最先端のマリンスポーツ用品をチェックしておくのもいいのではないか。

世界では日々、最新の技術を活かした新しいレジャーが開発されている。各国のエンジニアがアイディアを出し合い、誰も見たことのない製品を作って普及させていく。その流れの中で、マリンスポーツも進化していくのだ。

・水中をジェット噴射航行

クラウドファンディングサービス『Kickstarter』に、このようなものが登場した。

スキューバ・シュノーケリング用品『SCUBALEC』である。

これは3本の筒が合体したような見た目だが、片腕に装着して海中遊泳するという用途の製品だ。2本の灰色の筒内部にはモーターとスクリューがあり、それを回すことで水を集めてジェット噴射する。オレンジの筒は7,500mAhのリチウムイオンバッテリーで、10分から12分程度の航行ができるという。

操作は極めて簡単。左手親指の位置にあるボタンを押せば、ジェット噴射が始まる。

PR動画では実験者がプールの中を悠々と進んでいる。足にフィンを装備していない状態だ。推進力は申し分なさそうである。プロトタイプが勢いよく水を噴き上げる動画も用意されている。

・海中テストはやってない?

ただ、残念ながら海で製品テストをした動画は見当たらない。その理由は分からないが、海や湖などでの実証を踏まえていないとするなら出資は躊躇せざるを得ない。プールではなく、自然環境の中での使用に耐え得るかということを我々は知りたいのだ。

だから、もしSCUBALECを手に入れたとしてもフィンなしで海中に潜ることはするべきではない。厳しい意見と思われるかもしれないが、テクノロジーメディアは何よりも消費者の安全を最重視しなければならない。

海中は人間にとって厳しい環境だ。決して「海の恐ろしさ」を甘く見てはいけない。

・一般普及は難しいか

SCUBALECは、320ユーロ(約4万円)からの出資で製品提供を行っている。1ユーロ(約123円)の低額枠も用意されているので、興味のある方は募金感覚で出資してみるのもいいだろう。

しかし再三述べるようだが、もし「海中使用の動画」があればより多くの資金が集まっていただろう。バスタブの中で噴射力を試す動画など、撮らなくても構わない。SCUBALECをアウトドア環境で使う際の注意点などを明確にしてもらわなければ、むしろ製品の魅力が半減してしまう。

着眼点としては素晴らしいものだが、何よりもユーザーが安心して使える製品でなければ一般普及への道程は遠いだろう。

文/澤田真一

@DIME編集部

最終更新:5/23(火) 8:10
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