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ジャングルの奥地を探検&未開の部族に戦慄! 『世界の闇図鑑』第8話「病にかからぬ謎の民」

5/23(火) 18:00配信

おたぽる

 井口昇総監督の紙芝居アニメ『世界の闇図鑑』(テレビ東京ほか)。飯塚貴士氏が監督を務めた第8話の舞台はアマゾンの奥地。最近はすっかり下火だが、「川口浩探検隊」をはじめ、こうした秘境にロマンを求めていた時代が確かにありました! いいよ、この懐かしさ! 早速内容を紹介しよう。

 アマゾンの奥地に「どんな病気にもならない肉体を持つ」という謎の部族がいた。その秘密を解き明かすため、調査隊が現地に向かったが、ある日を境に連絡が途絶えてしまう。

 一週間後。
 調査隊の隊長である妻・メアリーを捜しに、夫であるジョンは無我夢中で森をかき分け、その部族の住むという領域に入り込んだ。そして服を着た白骨死体を発見!「これは調査隊の服じゃないか!」

 探索隊の、そして妻の身を案じるジョン。その足元に一本の矢が突き刺さった。村の戦士たちが武器を構え、ジョンとその傍らの通訳に狙いを定めている。ジョンは通訳の少年を介して戦士たちに尋ねた。

ジョン「調査隊はどこだ?」
戦士「○×△■○☆…!」
通訳「『ここにはいない』と言っています」
戦士「☆○■△×○!」
通訳「『ついて来い』と言っています」

 ジョンは複雑な気持ちで戦士たちの後を追い、奥へと進んだ。案内されたのは洞窟だった。中には謎めいた巨大な神像があり、その前に族長が座っていた。

族長「お前は彼らの仲間か? 我らの秘密を探りに着たのか?」

 英語が話せるのか! と驚きつつ、ジョンは妻を助けたい一心で「イエス」と答えた。族長は不気味な笑みを浮かべると、

族長「我らの秘密を知ることになれば、お前は妻に会える」

 途端に洞窟にガスが立ち込めた。強烈な目まいを覚えるジョン。これは催眠ガスだ! かすむ視界の片隅で、ニヤニヤ笑いを浮かべた通訳の少年が、族長から紙幣を受け取っている姿が見えた……。

 自分を呼ぶ声がして目覚めると、妻のメアリーの顔がすぐ目の前にあった。周囲には調査隊のメンバーたちの姿も。ジョンは異変に気付く。妻たち皆は、獣か何かの皮でできた服を着ている。自分たちは赤黒くヌルヌルした洞穴のような場所にいる。ここはどこだ? どうなっている?  

メアリー「ここはあの村に住む誰かの体の中よ。彼らの健康の理由は、私たちなの」

 洞窟の向こうから奇妙な怪物が現れた。協力して怪物と戦う調査隊のメンバーたち。ジョンはそこで気づいた。

ジョン「あの怪物は病原菌だ。体を小さくされた人が病原菌と戦う、それが彼ら部族の健康の秘密なんだ。僕たちは彼らにとっての抗生物質だったんだ!」

 腹の中から聞こえるジョンの絶叫に、部族の戦士はニヤリと笑うのだった――おしまい。


 理屈とか全然分かんないけど未開の部族スゲェな! 土着の魔術というか呪術を使っている、ということらしいが、そんなことより秘境の奥地へ向かうスリル、そして謎の部族の不気味さが最高です! イラストは森野達弥。水木しげるタッチが内容と完全にハマッていて大正解の人選である。

 秘境探検モノという絶妙なチョイスで攻めてきた第8話。怖いというより「わくわくする」「楽しい」などなど、ひたすら童心に帰れる5分間であった。ありがとう飯塚監督!
(文/JUP-ON STUDIO)

最終更新:5/23(火) 18:00
おたぽる