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「女の機嫌はわからない」をAI開発者が解き明かす! 溝が生まれる、男性脳・女性脳の違いとは?

5/23(火) 11:00配信

ダ・ヴィンチニュース

 日本でも大ヒットした『話を聞かない男、地図が読めない女』をはじめとして、男女の脳の違いに言及した本は多い。『女の機嫌の直し方』(黒川 伊保子/集英社インターナショナル)は、人工知能を長年研究してきた著者が、その専門分野の知見をもとに、男女脳の違いを掘り下げている点が面白い一冊だ。

 まず、男女の脳の違いについては、最近は「差がない」と言い切る人も出てきたそうだが、著者は「人工知能研究の立場から言えば、男女の脳は、一つの処理系に載せられるような、統一できるモデルではない」と話す。

 その例として出されるのが、対話スタイルの違いだ。

 対話において、女性は話に共感してもらうことを求める「プロセス指向共感型」、男性は問題解決のために対話を紡ぐ「ゴール指向問題解決型」の傾向を持っているという。一つ、会話の例を挙げて説明しよう。

 たとえば、「今日、昼間は暖かかったのに、夜は急に寒くなったでしょ。薄着して出ちゃったから寒かった~」という話が出たとき。「ホント、急に寒くなってビックリしたねー」と共感で対話を続けていくのが、女性の「プロセス指向共感型」だ。

 だから男性も、そのように共感を示しておけば、女性から好感を持たれやすくなるはず。……なのだが、「ゴール指向問題解決型」の男性は、ついつい「朝の天気予報を見ておくべきだね」みたいなことを言ってしまうのだ。

 なお、「プロセス指向共感型」の対話エンジンを採択したロボットと、「ゴール指向問題解決型」のエンジンを採択したロボットの対話をシミュレーションすると、2体は情報共有に失敗し、対話は破綻するという。「感情を持たないロボットでさえそうなのだ。生身の男女のそれは、目も当てられない」と著者は語る。

 また、「かわいい~!」「かわいいね~!」とみんなで声を上げたり、オチも結論も見えなかったりする女性の会話は、男からすると“ムダ”に見えがちだ。だが著者は、「脳は機能上、必要なことしかしない」「脳に無駄はない」とし、そのような女性の会話を弁護する。

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