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【よくわかる講座:人材派遣】派遣開始と就業の実務

5/24(水) 7:30配信

日本の人事部

(1)派遣労働者受け入れのフロー

●派遣労働者受け入れの流れと確認するポイント

派遣労働者を受け入れ、稼働し、契約更新・終了するまでの流れと、その際に派遣先企業が確認すべきポイントを整理すると、以下のようになる。


【派遣労働者受け入れの流れと確認ポイント】

<1.人材派遣会社の選定・発注>
・派遣スタッフ利用計画の立案
事前に社内で、派遣スタッフに頼みたい業務、人数、期間を固めておく。その際、必要なスキル、経験、資格などを明確にするとともに、派遣で禁止されていない業務であるかどうかも確認しておく
・人材派遣会社のサーチとチェック
人材派遣会社を探す際、インターネットを利用すれば候補となる企業は数多くヒットする。絞り込みを行う場合は、実績や規模、評判などをチェックすると同時に、派遣先の近くにオフィスがあるか(対応が迅速となるため)、求める業務分野を得意としているかなどについても、確認する
・営業担当者との打ち合わせ
候補を絞り込んだら、営業担当者を呼んで打ち合わせを行う。自社の状況、依頼する業務内容、人数、期間などを伝え、見積もりを出してもらう。その際、営業担当者の担当が迅速か、仕事ぶりは丁寧か、オーダーの確認をしっかりと行っているか、フォロー体制は十分かなども確認しておく。単に料金の安さだけでなく、対応の良さやフォローのきめ細かさなどにも留意する必要があるからだ

<2.契約締結>
・派遣先責任者、指揮命令者の決定
派遣会社が決まったら、契約に先だって、法律で義務付けられている派遣スタッフを受け入れる事業所(派遣先)の責任者、指揮命令者を選出する(兼任も可)
・労働者派遣契約の締結
商取引として必要となる「人材派遣基本契約書」と、法律で締結が義務付けられている「人材派遣個別契約書」を締結する

【人材派遣基本契約書の主な内容】
契約書の目的、個別契約への委任規定、派遣料金設定(集計方法、締め日など)、派遣スタッフの交代、損害賠償、契約解除、守秘義務、契約の有効期限
【人材派遣個別契約書】
派遣先担当者(派遣先責任者・指揮命令者)、派遣会社担当者、派遣スタッフ数、業務内容、派遣先事業所(名称・所在地・電話)、派遣期間、始業時刻・終業時刻、休憩時間、休日、安全衛生、苦情処理に関する取り決め、契約解除

<3.受け入れ準備>
・派遣スタッフのデスク、備品等の準備・手配
・派遣スタッフ受け入れに対する社内への周知徹底
・仕事をする上でのルール取り決め

<4.稼働後>
・「派遣先管理台帳」の作成
派遣先では就業終了後、3年間の保管が義務付けられている。実際の作成は、人材派遣会社が行う
・派遣先の使用責任
直接雇用の労働者と同じく、「労働基準法」など「労働法」を順守して働かせる義務がある
・派遣スタッフに対するフォロー

<5.契約更新・終了>
・連絡窓口は派遣会社に一本化
更新、終了するにしても、連絡窓口は派遣会社の営業担当者に一本化する。更新を申し込むタイミングは1ヵ月前が一般的。終了する場合も、同様
・途中解約は原則的に不可

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最終更新:5/24(水) 7:30
日本の人事部

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