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エアラインのグルメは ”人の手”で作られる─キャセイパシフィック航空

5/24(水) 12:20配信

GQ JAPAN

生産量は1日約8万食

香港国際空港の隣に、キャセイパシフィック航空が運営するケータリング会社「キャセイパシフィック・ケータリング・サービス(以下CPCS)」がある。広さは5万平方メートルで、1日の機内食の生産量は約8万食。そこでは2000人以上のスタッフが24時間体制で働いている。と、聞いただけでは想像もつかないが、ぼくは幸運にも機内食工場に取材する機会に恵まれた。その様子をリポートする。

【世界最大の機内食工場に潜入】

CPCSでは、機内食をカテゴリーごとにわけてそれぞれのセクションで調理する。パンを焼くベーカリー部門、ハラルフード(イスラム教の戒律にそった食べ物)を作るハラルキッチン部門、サンドイッチなど冷製食材を手がけるコールド部門、デザートを作るペイストリー部門、主菜を担当するセントラルホットキッチン部門、盛り付け部門。そして最後にすべてをトレイにまとめ、機内に格納するカートに収めるトレイセット部門を経て、トラックへ積み込まれる。分業システムこそ一般の工場のごとくだけれど、工業製品をつくる工場と違って、どこでも目立っていたのは”人”の多さだ。切るのも煮るのも焼くのも、すべて人間。オムレツにしても回転台で回るフライパンを、2人の調理人が手作業で”返す”。膨大な生産量にもかかわらず機械が担当している箇所は少なく、むしろ脇役なのだ。

 機内食工場ではファーストクラス用もビジネスクラス用も同じ場所で作られ、手間ひまかけて人の手が仕事をしている。工場内のピカピカに磨かれた床も人の手によるものだ。予想に反して、「手」づくりが圧倒する場所だったのだ。

Komatsu Megumi, Keishi Iwata @ GQ, Chinatsu Kimura

最終更新:5/24(水) 12:20
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