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ロンドンよりも東京に向けて。米国留学前のサニブラウンは堅実だった

5/24(水) 17:30配信

webスポルティーバ

 晴天に恵まれながらも、あいにくの強い向かい風という条件になった5月21日のゴールデングランプリ川崎・男子100m。昨年のリオデジャネイロ五輪銀メダリストのジャスティン・ガトリン(アメリカ)も出場し、今季日本初戦となるケンブリッジ飛鳥が、銀メダリストに肉薄するレース展開となった。

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「スタートは少し出遅れたかもしれない」というケンブリッジは、20m過ぎから加速したガトリンに少し離されたものの、中盤からは追い上げる走りを見せた。結果は10秒28で優勝したガトリンに対して、0秒03差の10秒31で2位。

「終盤で並んだ時にちょっといけるかなと欲が出たので。それで最後は少し力が入ってしまいました。ガトリンもすごく調子がいいわけではないだろうけれど、銀メダリストとああいう走りができたのは、多少自信になるかなと思います」

 4月のアメリカ遠征はすべて追い風参考のレースだった。4月15日の初レースでは追い風5.1mで9秒98を出したが、終盤は上体が立っていて肩の周りの硬さが見えた。そこはケンブリッジ自身も「硬くなっているというか、スムーズさがないなと思っている」と言い、今大会は意識して修正に努めていた。

 それでも本人は、「そんなに心配はしていないですね。アメリカの3戦に比べると今回や上海(5月13日・ダイヤモンドリーグ、10秒19で4位)では、だいぶ体のキレも戻ってきたのかなと感じているので。それに次の布施スプリントまでは2週間あって入念に準備ができるし、これまでは1本だけのレースでしたが次は2本あるので、それでだいぶ状態も変わってくると思う」と、仕上がりの順調さを口にする。

 そんなケンブリッジ以上にマイペースを意識していたのが、同じく今季の日本初戦となったサニブラウン・アブデル・ハキームだ。今年秋からのフロリダ大学入学を前に、現在はオランダを拠点にして練習している。4月14日にはアメリカで100mを10秒18、200mを20秒41のタイムで走り、5月13日のダイヤモンドリーグ上海では中盤までトップ争いに加わって10秒22で5位になっている。

「スタートでしっかり前に出て、そこで出たスピードをキープしてから上げていく予定でしたが、今回はブロックの中で(ブロックに足をつけたままで)スタートの音を聞いてしまったので、それがよくなかったのかなと思います」

 こう言うように、川崎でのリアクションタイムは8選手中6番目。後半も持ち味である伸びやかな走りができず、10秒42で4位だった。だが「今季は世界選手権の参加標準記録(10秒12)を切るくらいのタイムを出せればと思っていますが、あんまり数字にはこだわって走っていないので」と表情は穏やか。

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